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7本目:IVRC2017の結果発表から考える

どーも皆さんこんにちは.

今回はIVRC2017の結果とその結果から今後について考えたいと思います.

自分は「超柔道」という企画で投稿しました.内容はHMDと柔道着型デバイスを使って相手と組まずに簡易的に柔道が行える.といったものです.

IVRC2017の結果は不合格でした.

しかし審査員のコメントから自分の作品に何が足りなかったのかを,見ることが出来ました.また企画書の作成や自分の作品をどの様にアピールするかなど,このIVRCで得た経験値のようなものは非常に大きいものだと感じています.不合格になってしまったのは,残念ですが,失敗や挫折を通って人は成長していくので,ここで一度何が不十分だったのかをしっかり分析して今後に繋いでいこうと思います.

審査員4名の作品に対するコメントは以下の通りで,その次にコメントを読んで自分が感じたことを描いています.

①投げる感じ投げられた時の感じを方程式で表現することが出来るのか,企画書から判断することが難しく思いました.

投げられた時の衝撃の再現について最初に基準である値を設定してその値で衝撃の再現をすべきだった.1本であるならエアクッションに技ありの2倍の空気量を流すなどを設定すべきだったと思った

②柔道をやった事のない人誰もが相手を簡単に投げれるような新しい柔道を目指すコンセプトは面白く期待が持てます.柔道ならではの相手を投げる感覚とグー,チョキ,パーでの参加の体験のズレが生じないか検討してみるといいかもしれません.

面白いと感じてもらえたのは制作した自分にとってとても嬉しい事でした,相手を投げる感覚の再現は他の審査員のコメントでも多く指摘されていた箇所なので,投げられた時の衝撃の再現が上手く実装できていなく不十分であったのかと考えた.

③無差別級柔道の体験であれば,体格で勝る相手を投げる感覚はなくても良いのでしょうか?投げる側への感覚フィードバックが気になります.また,投げられる側も衝撃だけでなく,瞬間的な浮遊感が重要と思われます.

ここでも相手を投げる感覚の再現について指摘されていますが.もう一つ相手を投げた時の浮遊感の再現が重要だと書かれていて,確かに投げた時に感覚のフィードバックが行くのが相手だけになってしまっていて投げた側にも投げた相手の重さの様なものを伝えることが出来たらさらに「投げた」「投げられた」といった感覚の再現が出来ると思います.

④私は柔道に関しては素人ですが,企画書を読む限りではただのじゃんけんになっていると感じました。具体的に「柔道のどこを抽出して再現しているから,超柔道はバーチャルな柔道と言える」というところまで説明が欲しいです.

確かに再度企画書を読むとじゃんけんのようなものになってしまっているのは感じます.ここで如何にして柔道と繋げるかが重要だと感じました。自分の説明不足や技術が足りなかったと強く感じました.

この様に以上のようなコメントをいただきました。

コメントを読んでみて,総合的には,もっと柔道らしさを具体的にアピールまた再現すれば良かったと感じましたし自分の説明不足や技術的な問題も感じられます.

柔道における相手に投げられた時の衝撃は考えていたが,投げられた時の浮遊感は再現出来ていなかったので浮遊感をどう再現するか,また投げた相手に投げられた時相手の重さのようなものが伝わったらもっと柔道らしくなるのかなと感じました。

またこの企画をブースなどで出展した場合に多くの人これを体験してもらった時に楽しかったから実際の柔道もやってみたいや柔道に興味を持ってもらえるかと感じました.

今回はIVRCの企画書を作る上で超人スポーツを大きく参考にしました.それによって自分の中では超人スポーツの分野にとても興味が沸いたので,超人スポーツについてもっと調べてみたいと思います.出来れば,今回の「超柔道」にさらに磨きをかけ改良し超人スポーツのような競技に出来ることが次の目標です.

Published in2017年度前期