こんにちは。武藏島です。
今回はIVRC(国際学生対抗バーチャルリアリティコンテスト)で今までに出場した作品を調べましたので報告します。
よろしくお願いします。
まず、VRといったらテレビなどでは「VR元年」と盛り上がり、現在でもヘッドマウントディスプレイ(以下HMD)を使用した立体映像や360°視点が売りの作品が多くみられます。。
私自身もHMDを使用した没入感や立体視のある作品に憧れを抱いていました。
しかし、実際に調べてみたところ「見せる」ことに関してはHMDを使用しないものであっても、使用しないからこそ人の目を引き付けることが出来るような作品に驚かされました。
ここでは、数ある作品の中でも特に気になった3作品について紹介したいと思います。
「あ」にアクションを起こして、リアクションを受ける
始めに紹介するのは、慶應義塾大学、チーム「Panai」様が開発した。「あ」です。
この作品は「あ」の形をしたシリコン製のデバイスを触る、ねじる、曲げる、揺さぶるなどのアクションを起こすことで、
「あ」、「あぁ~」などと声を発する作品です。
私個人としては、「あ」の形をしている物があればどうしても気になってしまいます。
想定していなかった形のものがある。体験させる前に感情が動かされる感じがありました。
そして、この「あ」にはアクションによって変化する200種類以上の発声パターンがあるようです。
アクションを繰り返すことでだんだん感情的になっていくようです。
なんか、エロい。というかやりたい。ついでに猫型はないかな。「にゃー」って鳴くやつ。
あぁ。
映像は無し、それでも気分は鳥使い
次に紹介するのは慶応義塾大学、チーム「かるくハルク」様の「この腕とまれ」です、
腕に鳥を乗せる行為をバーチャルに体験できる作品です。
体験者は箱の中に腕を入れて体験するのですが、画面は無いのでで鳥の姿は見えません。
しかし、箱の中のアームは腕をしっかり掴みつつも中で腕を動かせる程度の可動性がありますし、アームの動き方、揺れ方は、5年前に牧場で見た鳥使いショーのフクロウと同じ暴れ方です。
これに鳴き声や羽ばたく音が加わっているので箱の中には本当に鳥がいるような雰囲気です。
壁当てではなく投げ込める
最後に紹介するのは北陸先端技術大学院大学のチーム「いよだま」様の「球魂」です。
バッティングセンターにあるようなすストラックアウトとは違い、この作品ではボールを壁ではなく、スクリーンをのれん状にすることで箱型になったディスプレイに投げ込むことでキャッチャーのミットにボールが収まって落ちてこないことをを実現しています。
また、スクリーンの中には投げ込まれたボールの座標を判別するセンサーを搭載しているので、ボールの軌道やコースを計測することが出来ます。
作品紹介は以上ですが、作品を見て思い知ったことが
意外とやられてた。
私のやりたいことに近いことが10年前にやられていた。
野球経験があっただけに野球で、投手で何か作ろうとしていただけに自分のやりたいことが自分の知らない解決策で実装されていた。
そうすると私はどう動くか。経験はどう効いてくるか。
投手として初心者向けにもフォームに重点を置くか。
それとも、怪我の後遺症で生まれた忌々しきイップスか。
何にせよ調べて、考えて、書くしかありませんね。
以上、武藏島雄理でした。
ありがとうございました。