こんにちは。浅野 隆弥です。
6月24日にIVR展とVR ZONEに行ってきたので、そのことについてレポートしたいと思います。
今回も2回に分けて記事を書きたいと思います。
前半はIVR展についてです。
IVR展は最先端の3D技術や超高精細の映像技術が一堂に出展される場で、東京ビックサイトで開催されました。
この中で気になったものをいくつか紹介したいと思います。
まずはZENKEIのStereo6です。
これは完全な立体視360°パノラマビデオシステムですね。隣り合っているThetaを使ってそれぞれ右目映像と左目映像を作っていました。Theta1台では無理な立体視を、6台使って無理やりやっているところが凄いなと思いました。映像に使われるThetaが切り替わる点でちょっと違和感を感じるところがありましたが、それでも6つの映像をうまく処理しているなと思いました。
このシステムは撮影した映像もこの会社で処理しているのですが、プラットフォームがPCだけでなくスマートフォンにも対応していて、ハコスコで手軽に見ることができるというのも考えられているなと思いました。
ちなみにPC版はUnityで、スマートフォン版は独自に作ったアプリケーションで動かしているらしいです。
次にCrescentのV-Wall 4kです。
専用のメガネをつけて立体視できるモニターなのですが、メガネにマーカーが付いていてメガネの位置によってモニターの映像が変わります。例えばモニターをしゃがんで下から見上げるようにすれば映像も同様に下から見上げる形になり、横から見れば映像も同様に横から見た形になるというモニターです。前後に動いた場合もきっちり映像もかわってくれました。
このモニターは市販の84インチ4K対応3Dディスプレイを使っているそうです。
他にもHMDのコンテンツやモーションキャプチャで取得したデータをリアルタイムでVR空間に表示するものなどがあり、こんなこともできるのかという新しい発見も多かったです。