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2016年度後期セミナーブログ 第6回 研究に向けて/有賀安央衣

今回のセミナーではまず,睡眠の質から始まり,構造的文章と3本の柱について,さらに自分のポートフォリオレビューを通して研究について考えました.

 

「人生の3分の1は睡眠であるから,その睡眠を良くすれば少なくとも3分の1は良い人生が送れる」という考え方は,単純ですが確かにそうだなと思いました.

睡眠がパフォーマンスの高さや精神状態を左右するというのも経験から共感できました.私の場合疲れて眠くなると,同時にお腹が空いてやけ食いをしたくなります.きちんと寝て,朝早く起きて作業が出来るようになりたいです.寝入りも寝起きもすっきりしている方なので,早寝早起きのサイクルを意識して作っていければよりパフォーマンスが上がるのではないかと思いました.ただ,講義中にどうしても舟を漕いでしまうのでそこについてはどうすれば改善できるか調べていく必要があると思います.

 

相手に何かを伝えるためには「本人の主観」と「客観的な情報」と「それらをまとめて,さらに補強するもの」の3つが必要です.このことを白井研究室の紹介などを例に学びました.

最初に結論を提示し,続いて3つの補足説明をして,最後に改めて結論を述べる,という構造的な文章を設計出来ると,聞く側の関心を惹きつけその相手を納得させることが出来ます.この3つの柱がないと不安定で納得するには物足りない説明になります.また,3つの柱は相手に意見を伝える場面以外にも役に立ちます.この柱を考えることを通して自分の考えを改めて考え直すことが出来るのです.考える習慣がついていない自分にはなかなか難しいことのように思えました.

 

今回,初めてポートフォリオを作りました.特別専攻のセミナーや演習でやった課題を中心にまとめました.評価してもらえるか心配でしたが,仮面ライダークウガについてまとめたレポートとパターン認識についてまとめたものを面白いと言っていただきました.ただ,自分ではそれらをどう生かせるのか分かりませんでした.

研究とは何が真実か分からないことに挑戦することで,あるひとつのことに集中していれば良いわけではないということを教わりました.自分で研究分野を作っていく必要があり,そのために問題発見能力と柔軟な思考力を身の付けなければならないと感じました.身の回りにあるものをそのまま受け入れてなんの疑問も持たないので,面倒臭がらずいちいち考えて生活できると良いのかなと思いますが,どうやって問題発見能力を鍛えていけば良いのかまだよく分かりません.また,平成ライダーの特徴抽出を行って分類してみようと思いつくような自由な思考が出来るように,中二的な考え方をもう少し知りたいです.

先生の話を聞いていてこれから4年生に進級して卒業研究を行っていくのがとても怖くなりました.先の見えない暗闇に放り込まれるような心細さがあります.でも,やらないわけにはいかないので,立ち直れないほど心が折れないように,面白い研究を考えていきたいです.いきなり高いハードルを跳ぶのは難しいので,少しずつ課題をクリアしていきたいです.

Published in2016年度後期