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1423089 望月 宥冶/IVR展に潜入

こんにちは。 望月です。

6月22日~6月24日に東京ビックサイトで開催されていた「第24回IVR展」に参加してきました。商談の場ということで、技術的なイベントとは少し違った雰囲気でした。実際に質問していた人の声を聞いてみると、「〇〇(現在ある技術)とはどう違うのか」といった質問から、「いくらで利用できるのか」といった質問まで様々でした。

IVR展では、369度カメラやHMDを用いた部屋のレイアウトシミュレーションといったものが多いような印象を受けました。今回は実際に見て気になった技術を紹介していきます。

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屋内外で使えるマッピングツールです。屋外ではGPSとカメラを使い、屋内ではレーザで壁との位置を常に測定しながらマッピングを行います。開始位置が正確であれば、実測データにはほとんどズレが生じないそうです。

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極めて写実的なCGコンテンツを製作できるリアルタイムレンダリングエンジンです。金属、樹脂、ゴム、ガラスといった様々な材質をリアルなCGで再現でき、マンションや戸建てのバーチャルモデルルームや自動車のCGモデルの再現といったことに使用できます。またMizuchiはVRコンテンツ制作にも対応していて、同業他社と比較しても、よりリアルで現実と見分けがつかないほどの仮想空間を構築できるそうです。

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安全な道路横断を学ぶために作られたシミュレータで、既に警察や小学校の交通安全指導で実際に使われているものです。被験者は頭にセンサを装着し筐体の前に立ち、3つのディスプレイを見ながら横断します。その際に頭に装着したセンサで右を見てたとき、左を見てたときを計測し、道路を渡り終えたときに体験中のリプレイ+歩行の評価(右ばかり見ている)といったことをしてくれます。

IVR展の隣で開催していた「設計・製造ソリューション展」では3Dプリンターや2.5Dプリンターなどがあり、また、向かいで行われていた「医療機器開発・製造展」では生体情報の読み取り(脳波や心拍等)についての展示が行われていました。個人的には「脳波」と「義手」の技術は掛け合わせたらとても凄いことができると思うので、将来に期待….というより自らそういった方向の技術を学んでいきたいと思います。
3Dプリンター

2.5Dプリンター

以上でレビューを終わります。

Published in2016年度前期