Laval Virtual 2015にて発表、ExPixelが受賞しました。
2015年4月8日から12日にフランスLaval市にて開催された「 Laval Virtual – 第17回VR技術と使用法に関する国際会議」に以下の発表のため参加してまいりました。
「ExPixel」Laval Virtual Award 2015 “BUSINESS, COMMUNICATION & SERVICES”
「Gamification and construction of virtual field museum using augmented reality game “Ingress”」(口頭発表):白井先生
「Face a la Mode」 口頭発表担当:鈴木百合彩、展示発表:安藤歩美
「ExPixel」展示発表:津田良太郎
https://www.laval-virtual.org/en/
VRIC2015のプログラム
https://www.laval-virtual.org/en/scientific-conferences/vric/vric-2015.html
国際公募デモ展 ReVolution2015採択リスト
https://www.laval-virtual.org/en/prices-competitions/laval-virtual-awards/laureats-2015.html
INVITED PROJECTS
- VISTouch – Tokyo University of Technology
WELCOME PROJECTS
- Blazing Exorcist – Tama University
- Tiber Valley Virtual Museum – CNR
- Chambre de Kristoffer – INREV university Paris8
- Never Blind in VR – Dassault Systèmes
- Stick’n roll – Tokyo Denki University
WEEKEND PROJECTS
- SharedFace 2 – McGill University
- Face à la mode – Kanagawa Institute of Technology
- ExPixel – Kanagawa Institute of Technology
Laval Virtual 2015初日の様子をどうぞ(公式動画)
まず、最も大きな話題として「ExPixel」がLaval Virtual AWARDS「BUSINESS, COMMUNICATION & SERVICES」を受賞いたしました。
白井先生の授賞式において「11年間、Laval Virtualの運営に関わってきました、それだけにこのAwardは絶対に自分では受け取ることができないトロフィーであると認識しておりました。このたび、ExPixelに対して評価いただいたことを嬉しく思います」とコメントしました。
次に、相模原市立博物館とのコラボレーション、特にIngressを使ったフィールドミュージアムの構築が、英文論文として採択されました。発表に対するフィードバックも大きく、各国(米国、フランス、台湾、日本)での状況の違いなども共有されました。
■学生プロジェクト「Face a la mode」 (安藤歩美)
3年生中心に10週間ほどの企画・開発・制作を行ったプロジェクト「Face a la mode」はKinectとRealSenseを使った、没入型エンタテイメントシステムです。誰でも自分だけの素敵な雑誌の表紙を作ることができます。
好きな背景を選び、Kinectの前に立っていろいろなポーズをとります。映し出されるシルエットによりポーズのヒントを体験者に与えます。頭上にあるRealSenseにより、最高の笑顔の瞬間にシャッターが切られます。
完成した表紙は体験終了後に印刷されて、お持ち帰りいただけます。
Laval Virtual ReVolution 2015にWeekend枠で採択され、週末の2日間で309人を超える体験者に体験して頂けました。
以下、写真紹介です(津田良太郎)。
展示最終日、学生ボランティアのJacquelineさんにフランス語でお礼を言う津田
■おわりに
今回の「Face a la mode」展示プロトタイプに先んじて、オープンキャンパスにおいて展示させていただきました、日本の高校生とフランスの一般の体験者は体験の様子が全く違いました。
RealSenseの笑顔の認識も、日本では課題が多かったのですが、チューニングの甲斐もあって、フランスでは良好な反応で利用できました。
展示の中で一番大変だったことが「英語の通じない世界でのオペレーション」でした。ジェスチャーで説明したり、お子様が体験した時に保護者の方が通訳してくださることで乗り切ることができました。
現地の女子高校生展示ボランティアJacquelineさんをはじめ、たくさんの方に助けられました。ありがとうございました。
フランス滞在2日目、調査のためモンサンミッシェルの見学をしました。普段では絶対に目にすることのできない風景や建築、おいしい食べ物を満喫し、貴重な体験でした。
ラヴァルの町はパリに比べると落ち着いていて、とても過ごしやすかったです。来年配属するであろう後輩たちにも是非Laval Virtualに参加してこの風景を楽しんでもらいたいと思います。
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