エンタテイメントシステム特論
エンタテイメントシステム特論
Entertainment Systems
【講義用 Facebook グループ】
https://www.facebook.com/groups/entsys/
偶数年度開講 前期 水曜日3限 選択 2単位
★2012, 2014年度開講.2015, 2017年度は開講されません.
担当教員:白井暁彦
学修目標・学修内容:ビデオゲーム,家庭用エンタテイメントシステム,携帯電話コンテンツ,動画視聴サイト,科学館の展示物やテーマパークアトラクションといったコンピュータエンタテイメントシステムは他のコンピュータシステムとどのような違いを持っているのであろうか.本特論では,設計者としてこれらのシステムを研究・開発するにあたり,必要となる基礎知識,特に「人はなせ遊ぶか」といった視点における,歴史,哲学を含めた過去の研究手法,現代における科学的な要素,コンピュータサイエンスおよび実験物理学的手法,海外での研究動向について,体系的な知識を講義および輪講形式で学ぶと共に,実際にエンタテイメントシステムの考案,企画の作成を通して,IT企業・ゲーム開発企業等への就職活動に直接役に立つ具体的な設計作業,発表手法を体験する.
学修成果:エンタテイメントシステムを楽しむだけの側から,情報工学修士として作る側,チームを率いる側に必要となる基礎的能力,設計構築手法を学ぶ機会を得る.各受講生の研究分野を生かし,実際に先進的なエンタテイメントシステムを企画,考案,発表,共有することでIT企業・ゲーム開発企業等への就職活動に直接役に立つ具体的な設計手法を体得できる.
履修条件:特になし.一部,英語読解力を要する.
授業形式・形態:講義および輪講形式,演習(企画提案)課題として,学外の展覧会等の見学を課す場合がある.
☆Facebookを使った授業共有を講義内で確認します.
成績・評価:レポート70% プレゼンテーション20% 成果10%
課題提出:毎回の講義において内容に関連した課題を設定する.毎回の講義は出席確認と共にオンラインフォーム形式のレポートを課する.期末にはレポートを設定する.
学修上のアドバイス:単なるテクニックとしてのエンジニアリングだけでなく,グループワークや自己表現を行う手法についても段階をおいて体験的に学ぶ機会である.趣味嗜好や恥ずかしがることなく,積極的に参加されたい.幅広い内容を扱うため,プログラミングスキルは必須としない.
※本特論はプログラミングスキルに重点を置いていないため,ゲームプログラミングにおける基本的スキルを学びたい学生には情報メディア学科3年前期「ゲームプログラミング」を聴講することを推奨する.
教科書:「白井博士の未来のゲームデザイン -エンターテインメントシステムの科学-」白井暁彦,ワークスコーポレーション
履修上の注意:毎回の講義は関連しているため,各回に出席することを前提としている.欠席等がわかっている場合にはあらかじめ連絡すること.
コンテスト等への参加は学生個々の自由意志に基づくものとし,参加費は各自で負担すること.本講義は手法と体験の機会提供であり,エントリー以後のプロセスについては教員関与しない.また一部のコンテスト内では関連教員は関連作品の審査に関わらないルールが存在し,公正さについて最大限の配慮がされている.
【講義計画】(2014年度)
#01 | 2014/4/9 (Wed) |
#01内容 | (休講)講義概要1 |
事前学修 | シラバスを読んでおくこと |
事後学修 | 履修登録および講義DBへの登録 |
#02 | 2014/4/16 (Wed) |
#02内容 | エンタテイメントシステム概論1:エンタテイメントシステムの定義,歴史と変遷 |
事前学修 | 身の回りのエンタテイメントシステムについて調べてみる |
事後学修 | 初回レポート提出(履修登録および自己紹介の登録).教科書1〜3章を読んでくること. |
#03 | 2014/4/23 (Wed) |
#03内容 | エンタテイメントシステム概論2:エンタテイメントシステムのエンジニアリングと設計 |
事前学修 | 教科書3章を読んでくること. |
事後学修 | オンラインレポート提出 |
#04 | 2014/4/30 (Wed) |
#04内容 | 先端エンタテイメントシステム企画研究(1) |
事前学修 | 国際学生対抗VRコンテスト(ivrc.net)の過去作品ついて動画などを見ておくこと. |
事後学修 | 国際学生対抗VRコンテスト(ivrc.net)の過去作品ついて調べ,フォーマットに沿って企画提案概要を作成開始する. |
#05 | 2014/5/14 (Wed) |
#05内容 | 先端エンタテイメントシステム企画研究(2) |
事前学修 | 企画案をレビュー可能な状態にする |
事後学修 | 講義の中でのフィードバックを受けて,企画案を更新する. |
#06 | 2014/5/21 (Wed) |
#06内容 | 先端エンタテイメントシステム企画研究(3) |
事前学修 | 動作を説明するプロトタイプ・モックアップを制作する |
事後学修 | 講義の中でのフィードバックを受けて,企画提案書を更新する. |
#07 | 2014/5/28 (Wed) |
#07内容 | 先端エンタテイメントシステム企画研究(4) |
事前学修 | 企画提案書を清書する. |
事後学修 | 審査員側の視点で企画提案書を俯瞰する.IVRC書類審査に応募する. |
#08 | 2014/6/4 (Wed) |
#08内容 | 科学コミュニケーションとエンタテイメントシステム |
事前学修 | |
事後学修 | レポート提出 |
#09 | 2014/6/11 (Wed) |
#09内容 | 動的・複合ペルソナ/エンターテインメントシステムの研究分野 |
事前学修 | 教科書4〜5章を読んでくること. |
事後学修 | レポート提出 |
#10 | 2014/6/18 (Wed) |
#10内容 | プロトタイピングとユーザテスト/プレゼンテーション技法(1) |
事前学修 | |
事後学修 | プレゼンテーション作成 |
#11 | 2014/6/25 (Wed) |
#11内容 | プレゼンテーション技法(2) |
事前学修 | プレゼンテーションを作成してくる事 |
事後学修 | プレゼンテーション・リハーサル |
#12 | 2014/7/2 (Wed) |
#12内容 | IVRC2014予選大会 |
事前学修 | プレゼンテーション・リハーサル |
事後学修 | IVRC2014予選大会を聴講 |
#13 | 2014/7/9 (Wed) |
#13内容 | (休講)IVRC2014予選大会プレゼンテーション審査 |
事前学修 | ビデオ聴講 |
事後学修 | レポート提出 ※7/16は補講日につきカレンダー上の次回は2週間後 |
#14 | 2014/7/23 (Wed) |
#14内容 | 世界のCG・インタラクティブ技術の研究動向/まとめ1 |
事前学修 | |
事後学修 | 期末レポートの作成 |
#15 | 2014/7/30 (Wed) |
#15内容 | まとめ2 |
事前学修 | 期末レポートの作成 |
事後学修 | 期末レポートの完成 |