2014/3/2 アミューあつぎ キックオフMTG議事録
2014/3/2に中村研究室で小川・白井先生・中村先生の3人でアミューあつぎオープンイベントで行う展示についてミーティングを行いました。
以下の項目について共有を行いました。
- アミュー展示におけるターゲットペルソナ
- 展示を可能な作品の選定
- 今後の流れ
以下詳細。
1. アミュー展示におけるターゲットペルソナ
- 家族連れの方々
- 地元の方々
- 他の展示できているメーカーの方々
これらのペルソナモデルが想定されています。
2. 展示を可能な作品の選定
白井先生、中村先生、小川の3人で、Manga Generator, Scritter, アオモリズムの3作に加えて、ゲームクリエイター特訓の成果物に加えた計8点程度について、「展示」「集客」「改善」3点を{×,△,○,◎}の4段階でレビューを行わせていただきました。
また一般向けの展示を行う上で必要となるであろう改善点を「要改善点」として挙げました。
作品名 | 展示 | 集客 | 改善必要 | 要改善点 |
アオモリズム | ○ | ○ | ◎ | |
MangaGenelator | ◎ | ◎ | ◎ | |
Scritter | ○ | ○ | ○ | |
リキシトール | ○ | ◎ | △ | 身長制限、ディスプレイの配置 |
ワットラットラッシュ | △ | ◎ | △ | OculusとUI、衛生面 |
はげピッ!ピッ! | ○ | ◎ | ○ | ディスプレイの位置、子供視点、はげ差別問題 |
砲遠鏡 | △ | ○ | △ | UIが複雑、体験時間が長い |
Let’s Spanking | ○ | ◎ | △ | 大きさ(子供サイズなど)、予備 |
<その他の作品については課題が多く難しいとの判断> |
「リキシトール」
・身長制限
当日は家族連れのお客さんも来ると想定している。そのため、身長の小さなお子さんではディスプレイが見えない、といった問題が想定できる。身長に関わらずに体験できる筐体を再考するべき。
「ワットラットラッシュ」
・OculusRift装着に置ける衛生問題
OculusRift利用作品は、直接肌に触れる。着脱に関する時間と衛生面が課題。たくさんのお客さんに体験してもらうため、衛生面は管理しなければならない。特に、化粧をしているお客さんのファンデーションなどがOculusRiftのクッション部分に付着する可能性が出てくるため、注意書きや運用での使用制限などを固めるべき。
・UI
体験者自身が何をした良いのかを、もっとわかりやすくする良い。チュートリアルなどをつけて、コンセントを抜くタイミングなどをわかりやすいようにすると良くなる。
「はげピッ!ピッ!」
・ディスプレイの位置,子供視点
先日のゲームクリエイター特訓成果物発表会でもご指摘されていた、ディスプレイの位置の問題。ディスプレイと人形を交互に見る必要の無い設計を再考願う。
・”はげ差別”問題
この作品に対し嫌悪感を抱く人が居る可能性がある。どのようなお客さんでも嫌悪感を抱かない設計もしくはストーリー設定の熟考を願う。
「砲遠鏡」
・UI
UIが複雑すぎて操作が難しい。一度の体験では「どこに何があるのか」「自分がどの方向に向かっているのか」などの認識が困難ではないか。UI を簡略化し初めてでも楽しめる設計を再考願う。
・体験時間
当日は多くのお客さんの来場が想定される。現在の体験時間であると、お客さんが待つ時間が多くなってしまい、満足度よりも不満の方が多くなってしまう。体験時間をもう少し短く、コントロール可能にしたほうが良い。
「Let’s Spanking」
・サイズ
当日は家族連れのお客さんも来ると想定している。そのため、身長の低い子供用の服も作成し、子供でも遊べるものがあれば良い。
・予備
当日は多くのお客さんの来場が想定される。そのため、体験してもらう数も多くなりる。その場合服が壊れてしまうなどのハプニングが想定できる。服の予備等の用意を願う。
「やくばち」
・作品のコンセプト,制作体制
UIは面白いのですが、現時点で完成しているとは言い難く、また作品のコンセプトは一般向けに展示可能とも言い難く、さらにそれを変更するとなると、1ヶ月の製作期間では難しいのではないかという判断です。エントリーしていただく分には構いませんが、大幅な制作体制(人員・スケジュール含め)を見直さないと難しいのではないでしょうか。
「壁ライブ」
残念ながら、一般向けの作品としては難しいとの判断です。
以上の点が改善点として挙げられました。あくまで作品の善し悪しというよりは、一般向けに展示する上での最低限満たされるべき課題と考えます。
3. 今後の流れ
今後の流れについても話し合いを行いました。エントリーから撤収までの一連の流れ、日程などをについて以下に記します。
エントリー
3月14日(金)までに以下の短縮URLからエントリーフォームにアクセスしていただき、各チームの主体性を持ってエントリーをしていただきます。チームの編成も変更可能。 改善点に関しては、上記で2.で挙げたものに対して考えてもらいますが、自分たちが気がついている範囲、やれる範囲でやるという考え方も大事かもしれません。
他、上方修正及び改善は歓迎です。
【エントリーフォームの短縮URL】https://j.mp/AmyuEntry
審査結果通知
3月20日(木)に、チームリーダーの方に連絡をさせていただきます。
制作期間
改善点を加えた作品を審査結果通知後、学内リハーサルまでに白井先生・中村先生・小川が体験できるものを制作。
学内リハーサル
日程:4月19日(土)
場所:神奈川工科大学 K1棟 1階エレベーターホール
白井先生・中村先生・小川が実際に体験できるもの。 その状態のままでも展示可能な状態にする。
搬入、展示、撤収
搬入日:4月25日(金)
展示日:4月26-27日(土-日)
撤収 :4月27日(土)展示終了後
以上が2014/3/2に中村研究室で話し合ったものをまとめた議事録です。
※都合により非公開になっておりましたが、加筆修正して3/13に公開しました。