チームラボさん見学
2012年12月6日に白井研究室主催のWeb制作系企業『チームラボ株式会社』会社見学を開催しました。
以下3年生の小池によるレポートです。
チームラボの受付は『Face Touch』という独自の受付システムでした。これはタッチパネルディスプレイに社員の顔写真が映し出され、来訪者がそれをタッチすることで相手を呼び出すことができる、というものであり、会社の入り口からして他の会社とは違うということを見せつけられました。
私たちの会社見学を担当してくださった高須正和さんもこのシステムで呼び出させていただきました。
『team Lab Hanger』というハンガーについてお話を聞かせていただきました。
これは商品の衣服がかかった『team Lab Hanger』を持ち上げると正面ディスプレイにその服を着たモデルが映し出され、服を着たときのイメージがしやすくなる、というものでした。
このハンガーは、人は「服を買うのではなく」その服を着たときにどう見えるのかという「服を着たイメージを買う」という考えから開発されたそうです。
構造はハンガーのフック部分の上下動によってスイッチが入り、どのハンガーが持ち上げられたのかという情報が送信され、ディスプレイに対応した画像、または動画が表示されるという説明でした。
また、スマートフォンを使用した、ディスプレイに表示された小人が祭囃子のように連動して動くジオラマ『秩序はなくともピースは成り立つ』、マンガ一場面や雑誌の表紙のような写真を撮ることができる『チームラボカメラ』も拝見させていただきました。
チームラボの内観は、壁は一面黄色、床も派手な色合いで統一性がなく、会議は六人ほどが座れる机がいくつも置かれた賑やかな場所で行われ、一見して閉鎖的で畏まった一般的な会社というイメージとは大きく異なっていました。しかしこれには、あえて落ち着かない空間を作ることで社員の発想を刺激し、さらに会議を広いラウンジのような場所で行うことで些細な意見でも口にできるようにする意味合いがあるそうです。
およそ三時間におよぶ訪問で高須さんやエンジニアの方々から聞かせていただいたお話も、拝見させていただいたいくつかのシステムもチームラボの一部ではありましたが、未来を創造するチームラボ株式会社の片鱗を見ることができました。
東京スカイツリーの待合ロビーに展示されている壁画の一部。手書きで数人のアーティスト×何年かかけて描いているらしい!
壁に掲げられていた動画作品。掛け軸のようにアラブの石油王の社長室などに数を限られたコピーだけが販売されるとのこと。いい液晶にいい作品!