SIGGRAPH ASIA 2015 Kobeにて研究成果を発表します
SIGGRAPH ASIA 2015神戸にて富士通SSLさんのブースにて共同展示を行います。
まず白井研究室としては2つ大きな発表があります。
(1) 富士通ソーシアルサイエンスラボラトリと「ExPixel × LiveTalk によるユニバーサルなゲーム空間」を企業展示エリアExhibitionに展示します。
ExPixel Manga Generator with Digital Signage by Shirai Lab, Kanagawa Institute of Technology. Cooperated by Fujitsu SSL. Demonstration in SIGGRAPH ASIA 2015 Kobe Exhibition.
神奈川工科大学 情報学部 情報メディア学科 白井研究室の人気研究である多重化技術「ExPixel」と「マンガジェネレータ」がフュージョン!
サイネージに興味がない人も「何だ何だ!?」と寄って来ます。変更フィルタを通すとゲーム画面が見えます。もちろん今までのManga Generatorと同じく、最後には自分が作ったマンガを持ち帰れますよ。商用デジタルサイネージでの利用を考え、めがねをかけていない人にも必殺技を出したときにだけカットインする認識機能つき。
Universal Gaming Space using ExPixel and LiveTalk, by Fujitsu Social Science Laboratory
神奈川工科大学白井研究室で開発された、ひとつのモニタで複数の映像を見ることができる技術です。メガネの有無によって、異なるコンテンツを見ることができます。
聴覚障がい者と健常者が共に楽しくゲームを行える環境を実現しました。
LiveTalkによって、リアルタイムに生成される発話内容を、ExPixelのメガネを通して確認し、コミュニケーションを取りながらゲームを行えます。
The “ExPixel” can show multiple contents on a same single display simultaneously. Observer can see different contents wearing glass or off. This technology is invented by Shirai Lab in
Kanagawa Institute of Technology, Japan.
発話を音声認識しリアルタイムにテキストに変換して共有できる聴覚障がい者参加型コミュニケーションツールです。聴覚障がい者への情報保障の問題点を改善し、ユニバーサルデザイン会議を実現します。
We realized a new way of game playing environment that can satisfy both deaf person and non-deaf person. The subtitle is generated in real-time on hidden channel and viewer can see through polarized glass. The “LiveTalk”, is an application that can recognize presenter’s speech and convert it to text to display in real time. It can realize universal designed conference between deaf and non-deaf person.
そして、11/3には教育シンポジウムIVRC関連セッション「Innovation in The Age of Virtual Reality Through Organizing International Student Competition」にてManga Generatorを発表します。
SIGGRAPH Asia 2015 Kobe Symposium on Education
シーグラフアジア2015 神戸 教育シンポジウム
テーマ「イノベーティブエデュケーション 革新と創造の教育、アート、テクノロジー、エンターテイメントの交差点」
11月3日 11:00 – 14:00 教育ワークショップ
「国際学生コンテストを通したVR 世代のイノベーション」
教育シンポジウムでは、CGやインタラクティブ技術と教育に関する研究発表の場を提供し、また教員、学生の方々をはじめ、幅広い層の参加者の皆様に楽しんでいただけるプログラムを企画いたしました。シンポジウムでは日本、ニュージーランドなどアジア、太平洋地域をはじめとする多数の教育研究機関、公的機関、団体、またピクサーアニメーションスタジオ、スクエア・エニックスなど映像・ゲーム業界からの発表、講演者が集まり、研究発表・討論・講演・ワークショップをいたします。公募論文と企画はそれぞれ3名のピュアレビューワーと審査委員会によって厳選され、50件の応募から13件が採択されました。
シンポジウムでは、日本語訳付きの講演、体験型のワークショップセッションなど、英語が苦手な方にも参加していただけるセッションも予定しております。
シンポジウムのオープニングセッションでは、ACM著名講演者プログラムからリスボン大学Joaquim Jorge教授を迎え、ゲーミフィケーションにより情報工学の授業をゲーム化し楽しくする試みについて講演していただきます。
委員長:青木美穂 州立アラスカ大学フェアバンクス校
教育ワークショップ
Innovation in The Age of Virtual Reality Through Organizing International Student Competition
(国際学生コンテストを通したVR世代のイノベーション)
講演者代表:白井暁彦、神奈川工科大学/IVRC実行委員会
1993年から開催され、これまでにバーチャルリアリティ(VR)の既成概念を拡張するような、独創的で親しみの持てる作品を数多く生み出してきた国際学生対抗バーチャルリアリティコンテスト(IVRC, International collegiate Virtual Reality Contest)は、日本VR学会を中心にボランティアによって運営される、世界最大かつ最も歴史のあるVR作品コンテストです。学生が企画・制作したインタラクティブ作品の新規性・技術的チャレンジ・体験のインパクトを、一般体験可能な状態で競うことにより、(1)自ら考え・学び・手を動かすことのできる優秀な人材の育成、(2)バーチャルリアリティの啓蒙普及、(3)地域・企業・学術を結ぶ,バーチャルリアリティ・コミュニティの醸成を目的として、日本をはじめアメリカ、フランスを中心とした世界各国からの参加者が参加しており、コンテストを通して「自ら考え・学び・手を動かすことのできる」優秀な人材を育成する、21世紀的な体験型教育システムでもあり、その実績はSIGGRAPHやLava Virtualをはじめ国際的にも高く評価され、IVRCを体験した学生たちのその後の活躍も、高く評価されています。
本ワークショップでは、このような活動の概要を実行委員長である舘暲先生(東京大学名誉教授)にお話いただき、IVRCの変革と国際化をすすめてきた白井暁彦のオーガナイズにより、IVRC卒業生である稲見昌彦先生、長谷川晶一先生をはじめとする、VR/CG/ゲーム/メディアアート/学術研究分野で活躍する各位をお呼びし、デモや記録映像、経験談とともに日本語と英語で幅広い人々に体験を共有します。
(英語、一部日本語と英語通訳)
〔発表者・パネリスト〕11:30~12:30
オーガナイザー:白井暁彦(Akihiko SHIRAI) 神奈川工科大学
舘 暲 (Susumu TACHI) 東京大学 高齢社会総合研究機構
稲見 昌彦 (Masahiko INAMI) 慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科
長谷川晶一 (Shoichi HASEGAWA) 東京工業大学
髙橋 誠史 (Masafumi Takahashi) 株式会社バンダイナムコスタジオ
山岡潤一 (Junichi Yamaoka) 慶應義塾大学 SFC研究所/日本学術振興会
西田 惇 (Jun NISHIDA) 筑波大学 グローバル教育院
日英インタープリター:青木美穂(Miho AOKI) 州立アラスカ大学フェアバンクス校
〔デモ展示発表〕入退場自由 11:00~12:45
CHILDHOOD
西田 惇, 髙鳥 光, 佐藤 綱祐 (筑波大学 グローバル教育院 エンパワーメント情報学プログラム)
VibroSkate
日野 綾香 Ayaka Hino (東京工業大学大学院 総合理工学研究科 知能システム科学専攻)
Manga Generator
安藤歩美, 鈴木久貴, 鈴木百合彩, 津田良太郎, 山口裕捺, 柴本恵理子,白井暁彦
(神奈川工科大学 情報学部 情報メディア学科 白井研究室)
TagCandy
山岡潤一(慶應義塾大学 SFC研究所 訪問研究員, 日本学術振興会特別研究員)
日本語Facebookもよろしく
なお、白井先生は若手プログラムリエゾンとして、日本語FacebookやBlogでのSIGGRAPH ASIAプロモーションに活躍されております。
大変役立つ情報も多いのでこちらもご活用ください
http://aki.shirai.as/sa2015