baby

投稿者:

「たった3分で子育て体験」ニコニコ超会議2017で”VR赤ちゃん”を公開実験,VR内広告の試みも.

2017年4月28日 (プレスリリース)

2017年4月27日 報道関係各位

「たった3分で子育て体験」ニコニコ超会議2017で”VR赤ちゃん”を公開実験,VR内広告の試みも.

PDFはこちらBaby-20170427

神奈川工科大学の学生チーム「明るい家族計画」が開発したVR赤ちゃんプロジェクト「Real Baby – Real Family」が、2017年4月29日,ニコニコ超会議2017「JapanVR Fest.」ゾーン(Hall 9)において公開実験を行います。この作品は2016年10月に行われた第24回国際学生対抗VRコンテスト(IVRC2016)ファイナリスト作品で、Laval Virtual Award 2017, ACM SIGGRAPH Award といった世界有数のVRフェスティバルにおいて重賞受賞をしています。

イオンレイクタウン「VRCenter」は本作品と研究協力を行っており、VRによる新しいライフスタイルの開発を行っており、このたびVR内広告で協力をいたします。

本文

没入感高く映像空間を体験できるバーチャルリアリティ技術(VR)は、近年エンタテイメント分野を中心に世界的に注目されています。VR赤ちゃんシミュレータ「Real Baby – Real Family」は、世界で最も歴史あるVR作品コンテスト「第24回国際学生対抗VRコンテスト(IVRC2016)」においてファイナリストとなった、神奈川工科大学の情報学部 情報メディア学科および創造工学部 ロボット・メカトロニクス学科3年生によるチーム「明るい家族計画」によって開発された学生中心のプロジェクトであり、現在は神奈川工科大学のエンタテイメントVRの重点研究プロジェクト「VREAK」支援プロジェクトとして活動しています。

ニコニコ超会議は株式会社ドワンゴによって開催されているネット動画コミュニティのお祭りイベントで、昨年度の「ニコニコ超会議2016」においては15万2561人のリアル来場者が来場するメガフェスティバルです。

 

「Real Baby – Real Family」について

神奈川工科大学の情報学部 情報メディア学科および創造工学部 ロボット・メカトロニクス学科3年生によるチーム「明るい家族計画」によって開発された学生中心のVRプロジェクトで、「VRで愛を伝える」ことをテーマに「VR内で子供を作って育てる作品」です。

ディープラーニングを使った顔画像処理により体験者自身の顔画像を元に3D空間で自身の顔の特徴を持った赤ちゃんに出会うことが可能です。この赤ちゃんはシンプルな人工知能により、泣く、笑う、見つめるなどの体験者に対する反応を示し、体験者は視覚・聴覚・触覚をフルに使い、赤ちゃんが人々に与える影響をVR空間上で短時間に体験することが可能になっています。このVRならではの体験を通して、出産や育児について前向きに考える機会を与える設計が評価されています。

2016年10月29〜30日に日本科学未来館において行われたIVRC2016決勝大会にて、応募100作品中で唯一となる国際賞「Laval Virtual Award」を受賞し、また本受賞によって招待された欧州最大規模のVRフェスティバル・第19回「Laval Virtual 2017」(2017年3月22〜26日/フランス・ラヴァル市)において、17,700人の専門家向けおよび一般参加者向けの展示を行い、さらに240社の出展者から唯一となる賞として、世界最大かつ44年の歴史を持つCG/インタラクティブ技術の国際会議である「ACM SIGGRAPH」より「ACM SIGGRAPH Award」を受賞し、2017年7月に開催される「SIGGRAPH 2017」(アメリカ・ロサンゼルス)における最先端技術が集まるセッションである「SIGGRAPH Emerging Technologies 2017」において国際発表予定です。

本プロジェクトは、学生コンテストが終了したのち、現在神奈川工科大学 情報学部 情報メディア学科 白井暁彦准教授の指導の下、神奈川工科大学のエンタテイメントVRの重点研究プロジェクト「VREAK」支援プロジェクトとして活動しています。VRエンタテイメントの新しい市場を拡張する研究として基礎研究及び開発が続けられています。

 

イオンリテール株式会社
「VRCenter」とのコラボレーション

 

国内・国外,様々な展示を通した評価から、「Real Baby – Real Family」は、ただの人形や映像と異なり「感情に訴える」という映像中心の既存VRから、「感情の設計」という新たな可能性を探求しており、幅広い体験者に影響を及ぼす可能性が評価されています。

イオンレイクタウン「VRCenter」でのフィールドデータから、世界から注目されている日本の少子高齢化問題にアプローチする新たなVRサービスの開発を共同で研究しています。

子供を産むことについてシリアスに考えづらい若者に向けた「おもしろい体験を通したシミュレーション」,「育児エンタテイメント」といったカジュアルなゲーミフィケーション効果が確認されており、ショッピングモールやデートスポットなどにおけるプリントシール機感覚の若者向けエンタテイメントVR体験や、少子高齢化問題へアプローチするための新規サービスのための商品提案・市場開拓の手がかりとなるマーケットリサーチ及び啓蒙のための公開実験として、このたびのニコニコ超会議2017でのフィールドデータの取得を行います。

ご来場の皆様のご体験・ご協力をお願いいたします。

 

お問い合わせ先

神奈川工科大学 情報学部 情報メディア学科 白井研究室

「Real Baby – Real Family」プロジェクト

Web https://blog.shirai.la/baby/ メール [email protected]

<写真およびキャプション>

Photo01:「Real Baby – Real Family」代表写真

「Real Baby - Real Family」体験中の視界、体験者自身の顔画像から生成されたVR赤ちゃん

 

Photo02:「Real Baby – Real Family」体験中の視界、体験者自身の顔画像から生成されたVR赤ちゃん

Photo03:「Real Baby - Real Family」体験中、哺乳瓶からミルクをあげています。赤ちゃんが笑い、手には振動が伝わります。

Photo03:「Real Baby – Real Family」体験中、哺乳瓶からミルクをあげています。赤ちゃんが笑い、手には振動が伝わります。

Photo04:「Real Baby – Real Family」ポスター(日本語版)

Photo05:「VRCenter」および「AEON」のVR内広告

Photo06:体験者の顔画像から生成されたVR赤ちゃんとVR内広告

 

 

 

コメントは受け付けていません。