Archive for Oculus Rift

ホリエモン主催!! 春のVR/AR祭り参加レポ

こんばんは。
3/31に白井研究室のメンバーでホリエモン主催の春のVR/AR祭りに参加してきました!

今回は白井先生にパネラーの依頼があったので、参加する機会を得ることが出来ました!
(うちの研究室はVRとかエンターテイメントシステムの研究室なので)

さすがホリエモンですね!
参加者がもう大物揃いでした!!
・落合陽一(メディアアーティスト, 実業家, 研究者)
・白井暁彦(神奈川工科大学 准教授)
・藤井直敬(理化学研究所 SR研究者)
・GOROman(Oculus Riftエバンジェリスト(自称))
・伊藤(ユニティ・テクノロジーズ・ジャパン エバンジェリスト)

全員の話に共通して思ったことは、皆さん二歩,三歩先の未来のことを考えているなぁと言うことです。

未来を考えることを当たり前に行う人は、現実的に考えてしまう自分にはとても羨ましい思考回路の持ち主に映ります^^

落合さんは音響場浮揚を実演したり、(初めて知ったのですが)コロイドディスプレイについてプレゼンされていました。使い捨てディスプレイの時代が来ると言ってたのが印象的です。
それとVR/ARの次のジェネレーションの話で、”現実”と”○○現実”と言うわけ方は無くなって、全て引っくるめて現実になるという考えを示していました。
落合さんの『現実とVirtualの区別がなくなる』という言葉がすごく印象的でした。

白井先生はManga GeneratorとScritterについてプレゼンされました。Manga Generatorの新たな広告媒体としての価値と唯一無二のユーザー体験が好評だったと感じます。
Scritterについては4/9からのLaval Virtualで展示と発表をしますので是非足を運んでみてください!

藤井さんはSRの実験とか、可能性についてのお話しされてました。
SRはVR/ARに比べて馴染みが薄いのですが、代替現実と言って、時間軸上の別の点の者同士が同じタイミングで起きることで、衝撃的な体験ができるというものです。
過去の人物の映像と現在の背景を組み合わせて見せることで、見てる側はあたかもそこに人物が居ると認識するとかいったものです。

GOROmanさんと伊藤さんは二人でOculus Riftのデモについてというより、寺田ゲームで盛り上げていましたw近日中にUnityストアで買えるそうです!
最後は乗馬ダイエットマシーンと乗馬Oculusコンテンツとサーキュレーターを組み合わせた、バーチャル乗馬体験が盛り上がっていました!!

こういう方々とお会いすると刺激的で自分に喝を入れられていい。
ただ、こういう機会を得られるのを当たり前に思わないように注意しなくては。

この間OculusRiftで論文発表してますと言っただけで、『写真撮らせてください!』ってお願いされてびっくりしました。
多分自分は普通の感覚では無くなって来てるので、そこは気をつけつつも世の中を驚かして行ける最先端テクノロジーを研究していきたいと思います。

映像情報メディア学会での論文発表!!

こんばんは、鈴木です。

現在大学三年生の終わりに差し掛かっているのですが、この時期に学会での論文発表という貴重な経験をさせて頂くことが出来ました!

映像情報メディア学会
ヒューマンインフォメーション研究会(HI) 開催プログラム

私が関わった論文は3/4のセッション1「HMD装着時における首によるジェスチャ認識 ~ 首可動域の特性 ~」です。
本研究の始まりは去年のIVRC2013での「ぼっちでも女の子と焼肉を食べる体験ができる」ことを目指したことにあります。

登壇自体は僕ではなく共著者の小川君が担当したのですが、初めて書いた論文の発表ということで見ている側でもとても緊張しました。
本論文ではOculus Rift装着時の首の運動を用いたUIの可能性、それを実現するときにOculus Riftのセンサーフュージョンの閾値の選定と、その手法を用いてのアプリケーションの例を示しています。

また今回の研究会に参加したことでたくさんの興味深い画像処理系の技術の話が聞けました。
特に印象深かったのが、

  1. 人間の視覚特性を考慮した画像コントラスト補正技術
  2. 色の分布特徴を利用した爪領域抽出法
  3. 眼鏡着用時における環境条件にロバストな瞳孔検出

です。
1では、「ヒストグラム平坦化」や「Retinex理論」など画像処理におけるアルゴリズムの話が印象的でした。
本質的なところは多分違って、「従来の補正技術よりも車載カメラなどの悪条件での画像がよりきれいになる」というところだったのかなと思います。またFPGAでの実装を行っていたという話が聞けたのもよかったです。

2は今までは手の甲からしか認識してこなかった「爪」を世界初!! 手の平からでも認識してやろうという論文内容でした。
論文内容もとても興味深かったのですが、発表者の発表慣れした感じがとても印象的でした。
途中で腕時計を見る余裕を見せてたのをすごく覚えています。

3は視線追跡の方法として、角膜反射と瞳孔の位置関係を利用することでより悪環境下でも視線追跡が可能であるという、これまた 僕の興味をそそる内容でした。

以上簡単なメモですが、今後の知識を蓄えるという面でも今回の経験はとても貴重なものとなったと思います。
(後から何か思い出したら更新をかけるかもしれません。)