1月25日から27日までグローバルゲームジャム(GGJ)に参加しました。
まぁ、何をするかというと・・・
「即興チームで48時間以内にゲームを作る!!」というもの。
当日まで誰と組むのか、どんなゲームを作るのか、全くの未知数。
参加する人々は主に学生が多いのですが、
プログラミングが得意とか、デザインの勉強しているだとか、
出来る事柄や力量が様々で、中にはワードとエクセルしか出来ませんという人も・・・
えっ?いいの?大丈夫なの?
そして参加者の中には実際にゲーム業界で働いてる人もちらほらと。
・・・あれ?すごい人いるよねぇ。
と、集まる人は様々です。雰囲気的にはプログラマーが多いのですが。
そしてチームは前もってバランスを考え担当者が決めてるとのこと。
ただ、中には何らかの狙いがあって組まれているチームもあるとか無いとか・・・
ま、とりあえずチーム全体が何も出来ないって事にはならないようです。
安心ですね。
というのも、ボク自身コーディング力は乏しいので・・・
じゃあ何が出来るのというと、
「Tadoのスペック」
・Mayaがある程度使える(ただし、クオリティは・・・)
・既にある程度作られたプログラムを少しいじれる
・プランナー志望
・ブレストが得意
こんな感じですねぇ。ヤバくない?
不安が多い中GGJが始まります。
チーム発表の前にリーダー発表!!
今回は参加エントリーの段階でリーダーの役割を希望させていただきました。
しかし、まさかUスト配信される中発表という大々的に取り扱われるとは・・・
まぁ、希望してしまった事はしょうがない!やるしかないと!!
動揺しながら自分に言いきかせて、前の画面にリーダーの名前のリストがでてきました。
案の定自分の名前があって、一緒にリーダー希望した友人Aの名前も・・・あれ、ない?
希望者全員がなれると勘違いしていたボクに、
リーダーという存在がいかに特別な立場なのかをこの時認識させられ、
動揺はさらに大きくなりました。テヘッ☆
さぁ、リーダーとしていいとこ見せよう!
まずは大きなジャンケンに勝って大きなホワイトボードをGETするんだ!!
結果:負け
チームに申し訳ない気持ちでいっぱいでした。
気持ちを切り替えて自己紹介。
・・・ん、みんな学生?企業から参加した人も歳ちかそうだし。
このチーム、何らかの意図があるぞ・・・!
そして、とりあえずチームで企画を考えなければならないので、
ここぞというばかりに手札のブレストを発動!!
ブレストって言うのは簡単に説明すると、
質より量を出して良質なものを導くみたいな・・・
例えると10個中の1個より100中の1個の方がいいですよね。
みんなで案を共有しながら案を出す。そういう感じの手法です。
まぁ、このように説明下手なボクはやっぱり上手く伝えられなかったようで、
ブレストを知っていた人はその人なりに案を出していったのですが、
出ない人はぜんぜん発言しない・・・
でもね、その人をボクの近くに配置して、ブレスト用のメモを見せながらやらせたら、
案が出るようになったんです。
で、よく見ると発言はしていないけど実は書けない人よりかけてる人の方が多くて、
コミュニケーションの問題かなと思ったんです。
さぁ、どうする!
このとき、何故かGGJに参加していて、何故か同じチームになっていた。
大学で一緒にゲーム制作を進めているK君がっ!!
「腹減ったから企画決まったら飯買いに行こうぜ。」
と!!
さすがチーム内唯一のGGJ(2回目)の経験者ぁ・・・自分にとっては神の一声ッ!!
これに便乗してみんなで近くのコンビニへご飯を買いに行く事に。
出かけてる時はやっぱみんな会話するよね。
返ってきた後もみんなで飯食って、
十分にコミュニケーションが取れたところでチーム名と企画プレゼンについて考えます。
チーム名は「血管年齢20歳(ハタチ)」!!
作るゲームが心臓の音ゲーで、チームの平均年齢がなんと20.888歳!若いっ!!
んで、プレゼンは先ほどの企画決めの時に、ブレストから出た案をヒントにそれぞれでゲームの企画を考えてもらい、
簡単なプレゼンをしてもらったのですが、
Jさんのプレゼンがとてもすばらしかったので、
方向性等を話し合った上(ほとんどJさん案)でプレゼン全般は彼に任せることに。
いやーすばらしかった。
チーム名について聞かれた時秘密にしなければならない「テーマ」をボクがばらしそうになったんですけど・・・
チームのみんながフォローしてくれました。あぶねぇ、あぶねぇ。
企画プレゼンが終わり、今後のそれぞれの役割を大まか(プログラマー、デザイナー、サウンド、仕様チェック)に分けて
それぞれのグループで細かい担当を決めさせ、作業に入ってもらいました。
そして自分はモデリングをする事になり、
使うであろう、もしくは使うかもしれないモデルを片っ端から作り続けました。
全体で進行具合を1,2回確認しただけで、個々の間柄での話し合い中心で調整し、
α版プレゼンまでにはβ版近くまで作業は進んでいました。うちのメンバー優秀すぎる!自分もがんばらんと!
α版プレゼンもぶじ終わり、余裕でβ版に行くかな?と、思いきや・・・
夜中のあるとき。
作ったハートのモデルがUnity上でおかしなことになってる!!
それをみんなは明太子みたいだと笑い壊れる始末。(自分含めて)
それはデータを入れなおす事で解決するが今度は・・・
アニメーションが再生されない!?
Unityなら簡単に再生してくれるんですけど・・・あれ?本に載ってるこの機能ないぞ!?
モデリング時の不都合の警告が出てるからとりあえずそれを再アニメーション付けで潰して
個人的に新しいプロジェクト立ち上げて・・・も動かない!!
他のチームメンバーにも助けてもらいなーんだ出来るじゃん。と思うが、
いざ、みんなで作ったプロジェクトでの修正を試みるも出来ない!!
なぜだー!!といいつつβ版までに間に合わず。まさかこうなろうとは。
担当プログラマーに聞いてみるとUnity慣れしてなかったとか。
なるほど、そういや細かい力量聞いてなかったな。
結果、完成にもアニメーションは間に合いませんでした。
経験者のK君も当時「そろそろ問題が起こるんじゃないか」と予言してました。見事的中です。
アニメーション以外は完璧に出来ましたね。故に悔しい面もありますが。
とりあえず、48時間以内で遊べるものを形にできたのはよかったです。
完成までに至らない事もあるようなので・・・
GGJ参加してみての感想は「とてもよかった」です。
とある問題を解決するにはどうしたらよいか、
ボク自身に関していえばリーダーとして何をやらなければならないか、
ゲームを形にする48時間の中にいっぱい詰まっていて、
辛かった事といえば、2日目の睡眠が十分に取れなかった事くらいですかね。
といっても48時間中6時間くらいしか寝てないんですが、
制作する楽しみの方が辛さを感じないくらい大きかったですね。
だから、参加した事の無い人でなにか簡単なものでも作った事のある人は絶対に参加したほうがいいですね。
力量に問わず、自分もそこまで自信があるほどじゃないので。
特に会場全体を見て音楽制作が出来る人が少なかったように思えます。
チームに誰もいないところがありましたから間違いなく活躍出来るでしょう。
とても楽しかったです。それでいて自分自身を見つめなおすことも出来ました。
また参加したいですね。ぜひ参加してみてください。
globalgamejam.org/2013/20-years-old-blood-vessed-age
↑ボクのチームが作ったゲームの制作物「Heart Beat」↑
Posted in テンション高め, 真面目系
|