Laval Virtual 2017に展示、発表してきました。

さて、記念すべき一枚目の記事はフランスのLavalで3/22~26の期間に開催されていたLaval Virtual 2017の振り返り記事です。主に設営、展示、口頭発表について書くのでパーティーなどの詳細は割愛します。めちゃめちゃ楽しかったですが!

フランス一日目(3/21)
3/21の深夜に日本・羽田空港を出発し、フランスのパリ・シャルル・ド・ゴール空港に朝の5:30ごろ到着。

その後一足先にパリについていた他のチームメンバーと合流しTGV(高速鉄道)でLavalへ。

Laval駅につくとLaval Virtual一色に!
さらに会場スタッフの方が迎えに来てくださっていて写真を一枚。

パリの町並みは電車の乗り換え時に眺めていたのですが、パリと比べてLavalは町がしろっぽい!(Laval城だけに)

そして車に乗せていただき、前日設営のため会場へ。

と、いうことで会場入りしました。

今回私たちはLaval Virtual 2017 のReVolutionという「”TRANSHUMANISM++“」をテーマとしたデモブースに招待されています。
ちなみに天井にはReVolutionの文字が。かっこいいです。

この日は前日設営ということでブースを組み上げるのですが、いろいろと問題が……
私たちはHTC VIVEを使用するのですが、トラッキングに必要なベースステーションの固定が、クリップの固定できる厚さを超えているせいで壁につきません…
そうこうしているうちに設営時間の限界が…
さらに川下りツアーパーティーにも招待されていたのでそちらに移動することに。
美味しいものを食べて気持ちをリフレッシュします。
おそらくこの辺りは他のメンバーが書いてくれると信じ、割愛します。
夜、ホテルの部屋で、他のメンバーに買ってきてもらったパーツでなんとか5日間もつ固定の方法を考えます。

フランス二日目(3/22)
ホテルを朝早くでて、8時に会場入りします。
急きょ現地で固定用器具を自作し、なんとか留まりました。
もともと使用するはずだった固定クリップについていた部品を再利用することで、思ったよりもしっかりと固定できました。
美味しいものは発想を柔軟にします!!

何が起きるか分からないので臨機応変に対応していく必要があります。それとどんな状況にも対応できるように工具やスペアなども展示には必須ですね。

ということでなんとか10時から展示スタートです。
とはいいながらも徐々にブースのレイアウトなどを展示しながら試行錯誤していきます。
現状では、日本語版と英語版の2バージョンで回していきます。

あとで知ったのですが、ACM SIGGRAPHのJeremy Keniskyさんはこの時に体験されていたそうです。

なんとかこの日は18時まで展示を乗り切りました。
その後ホテルに戻り近くのスーパーへ。
さらに同じホテルに泊まる日本人の方々(超人スポーツの方)とホテルのロビーでミニパーティーをしました。

その後部屋にもどり次の日の口頭発表の準備を一緒の部屋に泊まるRexさんにみっちり2時間鍛えてもらい睡眠へ。

フランス三日目(3/23)

意外と時差ボケがきつくなってきた三日目です。
今日はチームを代表して、VRICというセッションで口頭発表です。英語です。

口頭発表自体初めて+英語なのでめちゃめちゃ緊張します。

八時過ぎに会場につき、HDMIの出力テストをしてみると機材トラブルで映りません…
さらに、自分の発表は4番目だったのですが前の三人が来ておらず繰り上がりでトップバッターに…!!
こんなことがあるのかと思いつつプレゼンテーションを始めます。

つっかえてしまうことや、どうしても発音が治らない単語もありましたがしっかりと伝えることができました。
さらに質疑応答では2つ質問をいただくことができ、なんとか成功といえるくらいにはなったのかなと。

午後はブースに戻り、展示を手伝い始めます。
なにやら記事にしたいということで熱心に撮影が始まったりと、ビジネスデーな感じがするなか展示をやりきることができました。

その後Laval Virtualの表彰式の会場に向かいます。
とても大きな会場を貸し切りで!さらに会場にはほとんど空席がなくなり大盛り上がりで表彰式が始まります。

企業賞やIVRC賞など、次々にいろんな展示が授賞していくなか
突然私達のチームがステージに映し出されました!

SIGGRAPH賞というアメリカで行われる世界最高のCGの祭典に招待されることに!!
この賞は会場内の300近い展示の中から選ばれるため、Laval Virtualの代表という意味をもちます。
IVRCのLaval Virtual賞によって学生の代表から欧州最大のVRイベントの代表になってしまうとはなんだか実感がわかないという気持ちになります。

受賞後ステージの上でよくわからないまま写真をとり、授賞式の近くにあるレストランへ。
思い出作りのためのレストランが一転、祝杯に!
一緒にレストランに来た稲見先生(東大)と、どうしてRealBaby-RealFmailyが選ばれたのか、どういう意味がこの賞にあるのか、今後の目標などディスカッションをしました。
最後にはRealBabyプロジェクトを後押ししていく!と激励をいただきました。

とてもいろんなことがあったフランス三日目ですが、ホテルにタクシーで帰った後はぐっすりと寝ました…

フランス四日目(3/24)

受賞の実感がわかないまま会場に九時頃到着しました。
この日はビジネスデーの最終日ということで、授賞式をみた多くの人が体験しに来ていただけました。

また、IVRC2016のアルプスチームのThomasが体験しに来てくれました。

IVRC2016本選から進化したね!と言っていただけました!
さすが2児のお父さんだけあって赤ちゃんの持ち方などとてもうまいです。
最後に差し入れでチョコレートミルクをいただきました。
展示でつかれた体に甘い飲み物は非常においしかったです!

この日は14時で展示を閉め、次の日から始まる一般向け日のフランス字幕音声版の編集を始めます。
フランス人のボランティアスタッフとして来ていた女の子にフランス語の音声ボイスを収録に協力していただき、字幕のチェックも手伝っていただきました。
本当に感謝です。ありがとうございます。

その後夕食はマクドナルドに行きました。
フランス限定メニューをみんなでほおばりホテルに戻ります。

この日は比較的早く寝れた?かなという日です。
いろいろあったので24時近かったですが…w

フランス五日目(3/25)

この日は一般向け展示初日です。
なんとフランスの新聞に私たちが載っていたそうで、新聞見てきたよ!といってくれる人がいました。
まさかフランスの新聞に知らぬ間に乗っているとは…という感じです。

展示を回していると、昼過ぎにwebTVの方が取材をしたいということで自分が代表で答えに行ってきました。
質問は英語でしてくれたのですが、ところどころわからず白井先生に頼ってしまいまだまだだなと。
もっと自分の伝えたいことを伝えられるような英語を身につけたいですね。
ちなみに機材は意外とコンパクトでした。

その後18時まで展示を行った後、ReVolutionに展示している展示者と会場スタッフとで一緒にパーティーをしました。
Laval城近くのレストランで行ったのですが、色んな人と交流できたのがとても楽しく、食事はとてもおいしかったです!前菜のサーモンのムース、クラッカー付きが今でも印象に残っています。

フランス六日目(3/26)

Laval Virtualでの展示もこの日が最後ということでものすごいたくさんの人に来ていただきました!
あまりに人気で人をさばききれず体験せずに帰ってしまう人もいたのが残念ですが、とても多くの人に楽しんでもらえたと思います。

体験が終わった人にはノートに一言書いていただいていたのですが、とても多くの人に書いていただいたおかげで、まだまだ翻訳作業が終わらないほどですw

だんだんみんなも疲れが出てきているのが面白いポーズで立っていたので、写真を撮ってみました。

ということでLaval Virtual2017展示、発表レポートですが来年のIVRC、Laval Virtual賞の方やLaval Virtualに興味がある人に少しでも参考になればと思います。

フランスへ行って英語のスキルはもちろん上がったと思いますが、それ以上に世界の最前線で戦う人の背中を見れたようでとても勉強になりました。
次はSIGGRAPHに向けてブラッシュアップをしていきますが、もっと進化したものを展示できればと思います。

PS.フランス料理食べ方は勉強していったのでなんとかきれいに食べれました!