IVRC2011 – 白井研セミナー http://blog.shirai.la/seminar 神奈川工科大学 情報メディア学科 3年生 白井研究室セミナーでの学び Wed, 28 Feb 2018 23:24:58 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=5.1.6 Part2 IVRC「経験値」の創造―山本晴貴― http://blog.shirai.la/seminar/2017/05/part2-s1523170/ Tue, 16 May 2017 09:54:02 +0000 http://blog.shirai.la/seminar/?p=1889 続きを読むPart2 IVRC「経験値」の創造―山本晴貴―]]>  こんにちは、山本です。二回目という事で、少しコツが掴めてきたかな、と感じています。

 

~前回を振り返って~


前回のセミナー(5/10)で、IVRCの過去の作品達を見ていきましたが、最近ようやく世間に認知されだしたHMDを当たり前のように使っていたりARの前身のような作品があったりと、まさに次世代機の先駆者と言った作品ばかりで、最先端の最先端といった感じでした。実際、10年以上前にIVRCに参加していた学生達が、現在の最先端を突っ走っているわけです。

当時「なんじゃこりゃ」と思われていた作品が、現在の業界を席巻していく。過去作品を調べた感想としましては、正に掘ってみるまで何が埋まっているかは誰にも分からない。磨いてみないとその全容を掴めない。埋まっているモノの価値は、その道に精通した人ですら実際に掘りだして磨いて見るまで分からないので、誰も掘ってない所があったら、ピン!と来たらとりあえず掘ってみるってのが重要なんだなぁと感じました。無論、二番煎じだったとしても磨き方を工夫すれば大きく化けると思います。

 

~ピン!と来た作品達~


私がIVRCの過去作品の中からピンときた作品を幾つか紹介したいと思います。​

 

まず、IVRC2016から、「THE JUGGLINGM@STER(2016)」です。

THE JUGGLINGM@STER(2016)

 

この作品は、仮想現実でジャグリングが可能という非常に画期的なシステムだと思います。HMDとKinect、体感型デバイスを組み合わせれば、体験者の得られる経験の幅は非常に広がると思います。

 

次に、IVRC2011から、「ペタンコ麺棒」です。

ペタンコ麺棒(2011)

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麺棒で物体を潰す非常にリアルな感触を味わえます。現実では潰せないモノを潰す感触を味わえるという、新しい経験を創造した点に非常にグッときました。

 

最後に、IVRC2000から、バーチャルチャンバラです。

バーチャルチャンバラ (2000)

図1

 

フライホイールにより発生するトルクを利用することで剣を受けた際の「手応え」を再現していて、その発想に非常に感銘を受けました。フライホイールをX軸とY軸の二軸にすることで、更にリアリティーのあるデバイスに仕上がるのではなでしょうか。剣に収まるサイズのフライホイールでどれだけのトルクを発生させる事が可能か調査する必要がありますが、この「トルク」という要素は、次世代コントローラーの「コア」を担えるだけのポテンシャルを秘めていると確信しています。

 

 

~こんな企画を作ってみたい~


上記で紹介した作品は全て、「経験の創造」に焦点を当てて選んでみました。

ゲーム内で得た経験やスキルが、現実世界でも実際に反映されるゲーム。つまりは現実世界の「経験」をゲーム的に「創造」している点に魅力を感じました。

ロールプレイングゲームで時間を惜しまず、ひたすらレベルを上げを行えるのは、単純に楽しいというのも有りますが、「モンスターを倒せば必ずレベルが上がる」という、「システムによって保証された将来への確信」という点も一つの大きな要因だと思います。今、敵を倒せば倒すだけ、将来必ず強くなれるという「将来への確信」を持って初めて、今という時間をレベル上げに費すことが出来るようになるのではないでしょうか。

日常生活に付き纏う、今やってることが無駄になるんじゃないかという「将来への不信感」によっていまいち頑張れない各種「経験」達を、ゲーム的な「システムによって保証された将来への確信」を付与し、これらをゲーム的に「経験」することが出来るようになれば、もっと楽しく「レベル上げ」出来る世の中になるんじゃないかなと思いました。

 

そんなわけで、「遊び人」もレベルを上げれば「賢者」になれちゃったりするので、質の良い「経験値」を持ったメタルなスライム。頑張って創っていきたいです。

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IVRC紹介:2011年。注目作品はI Shadow http://blog.shirai.la/seminar/2016/08/ivrc2011/ Thu, 04 Aug 2016 17:26:45 +0000 http://blog.shirai.la/seminar/?p=542 続きを読むIVRC紹介:2011年。注目作品はI Shadow]]> こんにちは。
1423089の望月です。

IVRC2011では神奈川工科大学から出展した「I Shadow」という作品が「クリスティ・デジタル・システムズ賞」を受賞しています。この年度を選んだきっかけとしても「I Shadow」の影響が強く、私がこのセミナーについて事前調査を重ねている段階で、面白い作品が神奈川工科大学から出展されているので、この波に乗ろうと思いがあり、その「I Shadow」のある2011年の調査をしました。

ここからはIVRC2011の作品達を紹介します。

総合優勝,Laval Virtual Award,未来観客賞,DCEXPO ConTEX賞 ]
ペタンコ麺棒 アシカくん/ 慶應義塾大学

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[ 日本VR学会賞,DCEXPO ConTEX賞 ]
HOJI*HOJI H*P/ 電気通信大学

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[ 岐阜VR大賞,DCEXPO ConTEX賞,ソリッドレイ研究所賞 ]
ミライデア team moulin/ 東京大学

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[ 川上記念特別賞 ]
猫かぶる team ω/ 首都大学東京

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[ 審査員特別賞 ]
Light’n’Gadgets sci-team/ University of Technology of Compiègne

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[ クリスティ・デジタル・システムズ賞]
I Shadow 影ケバブ/神奈川工科大学

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INAMO
八朔ゼリー/ 豊橋技術科学大学

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Blobstacle Course
CMU-ETC Blobstacle/ Carnegie Mellon University

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エクストリーム缶潰し
爽快缶/ 北陸先端科学技術大学院大学

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ランマー
楽器界研究委員会/ 岐阜大学

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ひっぱり絵本(モコちゃんとなが~いマフラー)
毛糸のケバブ/ 神奈川工科大学

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以上で紹介を終わります。

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