DCEXPO2016 – 白井研セミナー http://blog.shirai.la/seminar 神奈川工科大学 情報メディア学科 3年生 白井研究室セミナーでの学び Wed, 28 Feb 2018 23:24:58 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=5.1.6 #3-DCEXPO+IVRC2016 レポ後編(東田茉莉花) http://blog.shirai.la/seminar/2017/01/1423153_03_2_dcexpo_ivrc/ Sun, 29 Jan 2017 19:07:33 +0000 http://blog.shirai.la/seminar/?p=1198 続きを読む#3-DCEXPO+IVRC2016 レポ後編(東田茉莉花)]]> こんにちは東田です。ついうっかり公開設定を間違える東田です!!!

ということでDCEXPO+IVRC編の後半部分です。前半はこちら。

 

■DCEXPO(展示)

まずは見て回った展示を自身の感想とともにご紹介します。

 

Luminescent Tentacles

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手の動きに追従するように、触手が傾く!光る!音が出る!キャーステキ!もっと大きなモノが出来たら、もうカップルとかメロメロですよね。新世代のイルミネーションとかステキじゃないですか。流体シミュレーションを利用したという動きもまた何とも言えない可愛さがあるのです。そうそう、DCEXPOの一階展示場は会場内が暗いので、こういった光り物のコンテンツがめちゃくちゃ映えます。

原理的には上部に位置しているKinectで動きを掴んでいるとのことですが、やはり同じ技術を用いてても各々で違うものを作る事ができるのが人間の興味深いところであると思います。…って宇宙人かお前は。

フィジタルフィールド

これめちゃくちゃ可愛いんですよ!!小さなロボットがスペースをくるくる回っているのですが、よく見るとコミケ待機列のようにちゃんと経路に沿って動いているんです。意地悪しようとしてそっと経路から外しても、すぐに経路を見つけて戻るんです。ちまちまと経路にそって動こうとする仕草がめちゃくちゃ可愛いんですが、何故か動画が載せられないのでYoutubeで見つけた動画にて失礼致します。

実はその経路なんですが、プロジェクターで投影されています。しかし、可視光ではなく、不可視光を用いており、その不可視光に沿ってロボットたちは動いているとのことでした。なるほど。これなら別の映像を邪魔することはたしかに無いですね。

Hap-tone

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簡単に言うととてもすごい電子鍵盤です!いやあまりに端折りすぎましたね。

触ると感触があるんです。押した感触位あるだろうって?そうじゃないんですね。

例えばギターが表示されているときに鍵盤に触れます、するとギターの弦に触れた感覚がするのです。

このギターはプロジェクターによる投影なので、別の楽器に変えることもできるのですが…マリンバにするとマリンバに、ピアノにするとピアノに触れた感覚が!

 

Cross-Field Haptics

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触ると触った感覚がします!…うーん。触覚についての説明はなかなか難しいものがあるなと痛感しています。

電気信号と磁性流体を用いた触覚シミュレーションを体感できます…だそうなのですが、丁寧に説明していただいても上手く理解できなかったうむむ。

普通は電気信号だけである。そこに磁性流体の感覚も合わせて複合的に触覚へ働きかけている…といった認識に成るのでしょうか。

デモ展示で使用されていたのは心臓だったのですが、触るととくんとくんという拍動やむにっとした柔らかさを感じることが出来ました。

ただ、私が電気信号に対して上手く反応できないせいなのか、心臓が跳ねている感覚というよりも定期的に来る電気の波、という感覚が強かったです。

数ヶ月前にバラエティ番組で見た「絶対に起きれる目覚まし時計(設定時刻になると電気が流れる)」、男性陣は悲鳴を上げて本気で嫌がって居ましたが、女性陣は全く電気を感じなかった、というものでした。男女で痛覚に差があるというのは元々耳にしていましたが、電気信号は特にその傾向が強かったりするのでしょうか。気になります。

 

ところでHapticとは何かと思ったのですが, Haptic technologyで触覚科学を意味するみたいですね。これから注目される分野ですね!

英語も覚えねば。

 

Unlimited Corridor

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これは体験しないとわからない不可解さが有りますね。見るだけだとわけがわからないんですが、実際は曲面に沿って歩いていても直線に歩いているように感じてしまいます。時々壁に沿わせる手が逆になったりもするのですが、「あれ?左手だと違和感がなかったのに、右手をついていると違和感がある…」という微妙な違いも体感できました。お話を伺った所、体験者の利き足によって違和感の感じる方向がそれぞれ異なるが、左右で感覚のズレが有ると答える人は多いそう。利き手利き足で感じ方が変わってしまうというのは、VR空間でも意識して制作すると面白そうな題材ですね。

プレイしている、というよりも体験をしている、という意識が強かったのですが、実はちゃんとストーリーがあったりしてほうほう成程理由付けもしてるのか…と。簡単なストーリーですが、私はとても好きです。うふふ。

ProjectAlice

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ドン引きするほど…いい画像がない…(反省)

こちらはVRのゲームです。近寄ってくる敵を倒すというFPSですが、おそらく対戦…?(説明無しで放り出されてわからなかった)

縦中央列の4つが拡張するためのパーツになっています。実際にVR空間上で同じ位置、向きで表示されるこれらは、自分が最初に持っている銃に

取り付けることで性能を上げることが出来ます。それぞれのパーツごとに、大きな玉になったり、電撃になったりと様々に変わるのをリアルタイムに見ることができるのは面白いです。どうやって認識しているのかというお話を伺った所、取り付けるアタッチメントと元の銃との距離と向きが定義したものになったときに「接続された」とみなすとのこと。原理的にはとてもシンプルですが、 VR空間で表示されるとは言え実際の視覚とイコールではないので、手探りで取り付ける形になります。最初に取り付けて、その仕組みを理解するまでは「え?これ本当に取り付けられた?」とおろおろしてしまいました。……あれ、私が説明を聞けばよかった話では

ProjectAliceとのことでしたが、アリス要素は夢の中というくらいしかなかったような気もします。説明ムービー中のアリスちゃんは可愛い。

オムニジャンプ

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ゴム紐を足の裏で踏んだまま、ぴょんぴょんとトランポリンを撥ねながらフィールドを移動し、風船を割るゲームです。

これ楽しいのですが相当疲れる!でも楽しい!ゴム紐がかなりしっかりしているので、終わった後はちょっと土踏まずの辺り一帯が痛い。痛いのですが、面白いことにゴムに負けて足がくにゃっと曲がったりはしませんでしたね。人間は下方向に抗う力が強いそうで、紆余曲折の末にこの形に落ち着いたんだとか。ちょっと前準備が面倒な気もしますが、ゴムや紐や手すりのついてないVRトランポリンは相当危ないですからね…。

しかし体験したは良いものの、身長が足りないのか運動音痴なのかはたまたその両方か、ぜんぜん風船に触れることが出来ずにゴムに宙吊りになってたりもしました。

このコンテンツ、ゲームとして、というよりもスポーツとしての広がりを感じます。運動した後の適度な疲労感が心地よかったですね。VR付けてぴょんぴょんやる集団の決勝戦、なにそれ見たい。

 

IVRC

Mirror

ウワー!好き!こういうの好き!ネタバレに成るから大声では言えないけど好き!!!でも言いたいから白字にしますね!!反転どうぞ!!!

発想自体はひねればやってみたく成るタイプの、ありきたりと言えばありきたりの発想ではありますが、それを実際に形にしたのがステキですね!鏡を使うというのはまた着眼点が良いと思いました。前半部分はずっとゆらゆら動いている死神(?)を見ているだけだった気もするので、そこの中だるみが気になりました。

惜しむらくは、映像と実際の場所の差でものすごい気に成るところがあったことですね。映像の方だと、ブースを覆う黒布の隙間から眩しいばかりの陽光が見えるのです。ここだけは本当に残念だと思いました…!(でもなるほどこういう仕組み…と安心しました(?))

やっぱり触覚にうったえると完成度がぐっと上がりますね。流れのアイデアも良いと思います。

食物の旅

うんk…排泄b…うんこですね。

このコンテンツの良いと思う点なのですが、ちゃんと排泄物になって、排泄されるまでを描いているところだと思っています。いややっぱり排泄物汚いですからね。胃や小腸で吸収されて終わり、等ではなく、そこまでやりたかね―だろ!ってところまでしっかりと作り込んでいたので、食育等にはバッチリかなあと思いました。最後!見て確かめんでいい!と思わず突っ込んでしまいましたし(いや、検便はの習慣は大事ですけども!)

あの独特の、両腕を同時に動かして進む進み方はめちゃくちゃ腰に来ました。後で思ったのですが、これもしかして両方いっぺんに動かさなくても片腕づつでも良かったのでは…?ハッ!

 

Realbaby,Realfamily

客「子供作れるんですか?」

私「作れますよ~!」

客「二次元彼氏とは作れますか?」

私「(゚д゚)?!」

ということでやってみたらできちゃった二次元ベイビーを三次元があやす光景。なんとなく面白くてツイートしたら結構伸びましたね。

正直な話、内容が内容だけにもっと行くかと思ったのですが…うーん難しい。

TwitterでRTされるコンテンツと言うのはかなり決まっている印象があります。真新しいもの、馬鹿なもの、皆へ知らせたいもの。オタクの凄いところは、趣味が共通している人たちの集まりなので、一つ拡散されると爆発的に拡散されやすい点ですね。ソースまで気にして見る人よりも、画像と文を見てへ~面白い、とRTする印象があります。体験者やユーザーがどんなものを出すと喜ぶのか?と言うのは、おそらく把握した方がいいのでしょう。予想ですが、Lavalでは同性同士のベイビーが受けそうに思います。

ああ、そうでした、そうなのです!!

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Laval Virtual特別賞をいただきました!ありがとうございます!

リーダーとは別待機をしていたメンバー一同ビックリ。多分本人たちが一番ビックリ。数週間経ってやっと実感がわきましたね。

当日は人形を持ちながら「赤ちゃん作りませんか~」「4分程度で赤ちゃんできますよ~」と謎の勧誘をする人間になっていました。

詳しい説明は「じゃあ並びます」と言ってくれた後の待ち時間かなと。やってみたいという気持ちにするには、なんだそれ?の好奇心をくすぐるのが一番効果的な気もします。半ば姑息な手にも思えますが。

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お、お陰でシールたくさんいただけたので…許してつかあさい…!

さてさて、展示を行っている中で、いくつか気になった点が有ります。

・VRは子供にとってめちゃくちゃ気になるものである

LavalVirtualのブースでも感じたことなのですが、小さいお子様はなんだあれ!やってみたい!という気持ちに成るようです。

→しかし、斜視のリスク等を説明後、親がOK出してもすねてしまう

説「こういうリスクが有るんですけれど大丈夫ですか?」

母「どれどれ…ああ、大丈夫ですよ。ほら○○やっておいでよ!」

子「もういい…(拗ねてる)」

母「え?さっきまでやりたいって言ってたのに」

子「いいの(目も合わせずに何処かに行っちゃう)」

あああ~~ごめんね…ごめんね……!!(ものすごい罪悪感)

これは説明の問題もあるかもしれません。折角やりたい!とホイホイつられて来てくれた子供が水を注されるのですから、いい思いはしないですよね。

あれですね、あとは試食と同じ原理ですね。美味しそうなデザートを配ってるお姉さんがいるから近寄ったら「お母さんがいいよって言ったら良いよ!」って言われた。でも、そもそも親を引き合いに出されて、一人前として認めてもらえないという時点で子供のプライド的にも割とズタズタなのでは?というのは感じました。最初から否定されない説明方法があれば良いのかもしれません。ジェットコースターの年齢制限のような…。

・そもそもVRに慣れていない

これは私含めてなのですが、例えば「自分の手が表示されない」「起動直後のだだ広い空間」等が仕様なのか?バグなのか?もわからないほどのVR未経験者は、現在も相当数居ると思っています。なので、そもそもコンテンツ如何の前に「うおー!VRってすげー!!!」ってところで喜ぶわけです。それを良しと見るか悪しと見るかは作品や製作者によるかもしれません。ただ、感動してもらいたいコンテンツを作る際に「VRで感動してるのか?コンテンツで感動してるのか?」というのは見極めないといけない事柄ではないかな、と思います。

4日連続参戦は正直めちゃくちゃ疲れましたが、とても良い経験になりました。

知らないものを知るとあれそれいろいろと作りたくなりますね! もこもこ意欲がわいています。

最近は特にインプットが足りていないなと感じていたので、そういった意味でもいい刺激を得ることができたと思います。何を作ろうかな~。

 

 

ではでは、今回はこのあたりで。

だすびだーにゃ!

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#3-DCEXPO+IVRC2016 レポ前編(東田茉莉花) http://blog.shirai.la/seminar/2016/11/1423153_03_dcexpo_ivrc/ Mon, 21 Nov 2016 19:37:26 +0000 http://blog.shirai.la/seminar/?p=1107 続きを読む#3-DCEXPO+IVRC2016 レポ前編(東田茉莉花)]]> こんにちは, 東田です.

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行ってきましたDCEXPO&IVRC!バーン!

 

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四日間フルで参加は大分頭がお花畑だったかもしれませんが行ってきましたバーン!

今回は量が多いので,記事を分割してお送りいたします.

何か異様なモノ(?)に乗って笑顔なのは同セミナーの三人と私です.

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こちらはHondaのUNI-CABという一人用の移動マシン.こんな風に……

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重心を傾けるだけで移動ができるのです.これがめちゃくちゃ楽しい.

今は研究段階で,販売は未定とのことですが……無事販売を開始した暁にはぜひ購入したいですね.

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歳を忘れてはしゃぎまわる大学三年生達の図.

 

■常設展示

アナグラのうた

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白井先生未来館時代に設計に参加した展示です.空間情報科学というのは何か?をわかり易く表現したような感覚を受けました.

とある装置にたどり着くと,うたを作ってくれるのですが…安易に向かうと思い切り晒し上げを食らうという素敵なことになりました.

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勝手に宇宙に広めるんじゃありません.

ともかく,終盤で見る事ができるストーリーや,装置についての説明でちょっとぐっときました.子供向けと侮るなかれですね.

無機のキャラクターというのはどうしてこう心を掴んでくるんでしょうか.ナガメちゃんかわいいよナガメちゃん

オトナロイドとテレノイド

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左側がオトナロイド,右側がテレノイドです.手掛けたのはあのマツコロイド等もつくられた石黒さん.

正直に言って,テレノイドは昔テレビで見たものよりもぐっと良くなった印象を受けました.私が生まれてからは高々20年程しか経っていないはずですが,その間にアンドロイドは不気味の谷を打ち破っていますね.人間と見比べてもそう違和感が無いと言うのは凄いことではあるのですが,末恐ろしさも感じました.

未来逆算思考

くねったポリゴンの集合体のようなオブジェに,何やらかが投影されている(撮影を忘れてしまった!)という不思議なものを見て気になったのでやってみました.

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まずは自分が未来に残したい地球を選びます.お魚お魚.

この場合,右と左にそれぞれ文化ポイント,資源ポイントが表示されており,これをできるだけ残してゴールである50年後まで辿り着く道筋を考える,というシステムのようです.何の説明もなしにオブジェを「へ~なんだこれ?」と眺めて列を待っていたのですが,その間に「どこに障害物があるのか?」を覚えていなきゃいけなかったんですね.なるほど….

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そしてそのシステムを道を作る地点に来たときにやっと理解しました.実はこの場所からは今までの道のり(50年後までの障害物等)が全く見えないのです.なるほどなるほど.さてどうしたかと勘で道を書き,うまい具合に進んではいたのですが…あと僅かのところでお魚が死滅しました.つらい.

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体験の最後にある端末で,辿った歴史の他にも未来の子孫たちからの手紙も読むことができます.ごめんよ子孫…!

今後どのように過ごしたら良いのか?どのような考えを持てば良いのか?そういったことも1~2分の動画や図入りのテキストで読むことができ,興味を引いてからそれを知識として与える,という過程が作られていたのが印象的でした.

■DCEXPO

DCEXPOではLaval Virtualブースの展示のお手伝いをしました.

具体的には,「Laval Virtualとは何か?」「この展示は何なのか?」をお客様に説明しながら,リーフレットを配る…という作業です.

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最初は全く要領が飲み込めないのもあり,先輩方の行動をひたすら見てお勉強.説明の仕方をお客様ごとに変えたり,どこに目をつけているのかで説明内容自体を変えたりという行動を見ては先輩達やっぱり凄いなあ…と思いながら,少ししてから本格的にお手伝いに入りました.(と言っても未だ未熟なので,時々先輩に確認していただいたりしながらでしたが)

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体感としては,Laval Virtualに興味を持って…というよりも,多重化ディスプレイを見て「何だあの展示物,目がチカチカするぞ?」という感覚でブースへいらした方が多かったように感じます.あとはVRに惹かれて来る親子連れの方も,2日目以降には見受けられました.

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「あっ,これセミナーでやったところだ!」

視点がぐるぐる回ってしまったり,WiiFitやカメラがお仕事を辞めたり,人間側が動かすのを疲れてしまったり等のアクシデントもありましたが,そのたびに落ち着いて「展示できる状態」にまで持っていく先輩は格好良かったです.

アクシデントに対し落ち着いて対応できるようになるというのは自分の理想でもあるので,見習いたいですね.

 

 

さて,まだまだ続けたいところではあるのですが,量があまりにも多すぎるのでここで一度区切らせていただきます.

次回の予定はDCEXPOの展示物+IVRCです.お楽しみに!

 

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2016年度後期セミナーブログ馬場第3回 http://blog.shirai.la/seminar/2016/11/1423009-3/ Sat, 12 Nov 2016 02:33:40 +0000 http://blog.shirai.la/seminar/?p=1117 続きを読む2016年度後期セミナーブログ馬場第3回]]> 皆さんおはようございます。馬場夏昭です。DCEXPOに行ってきました。

 

普段からあまり遠くには行かないので、自分の住んでる県から離れるだけで遠足気分です。

生まれて初めて DCEXPOに行ったのですが、今まで何故行かなかったのだろうと軽く後悔するくらい楽しい場所でした。

色々な学校や企業が最先端の技術を使って面白いものを作っていたのでいくつか紹介していきます。

まずは東京大学の苗村研究室さんのPhygital Fieidです。

これはプロジェクターで投影された映像の中を、ロボットが指定されたどおりに動きまわるという物で、ロボットが指定された範囲から飛び出したり、人の手でずらされた場合に、ロボット自ら元のコースに戻るようになっているとの事です。どうやら、ロボットに光センサーを搭載していて、それを使って現在の位置と向きを調べて元のコースに戻るようになっているみたいです。

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(上の画像では、赤い六角形の中を無数のロボットが延々に時計回りに回り続けます)

 

次は首都大学東京さんの残像ドミノです。

これは、ドミノにLEDを組み込んで、ドミノが倒れる動きと光の残像を利用して文字を表示するという物です。文字はドミノ一つずつに対して自由に設定でき、表示する文字を変えるには、ドミノを縦に振るだけという自由度の高い設計に驚きました。ドミノが倒れる瞬間の写真を手に入れる事が出来なかったのが悔しいです。

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(白く光ってしまってうまくとれませんでしたが、本当は倒れながら文字を映し出す)

 

 

他にもテーブルの上に3D眼鏡なしでも見える立体映像を映し出す物や、空間にスピーカー(音源)そのものを作り出すものなど、色々出展されていました。(楽しみすぎてメモや写真を取り忘れました)

上記のとおり、DCEXPOだけでも楽しかったのですが、会場である日本科学未来館にある常設展示もとても面白いものばかりでした。

我らが白井教授がお勧めして下さった、インターネット物理モデルやアナグラのうた、アシモ等、子供でも楽しく科学を学べる物が多くあり、僕もいい大人なのに楽しんでしまいました。

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そして、いちばん楽しかったのが、日本科学未来館一階で行っていた、UNI-CUBです。

これは自動で動く椅子(のようなもの)に乗ってガイドさんとともに未来館の中を周るという物なのですが、体重をかけただけで前後左右に自由に動ける乗り物というのは、乗ってみなければ分からない楽しさがありました。普段からバイクに乗っている僕ですが、乗り物に乗る楽しさというのは、ただ速かったり、見た目がカッコよかったりすれば良いのではないのだなと痛感しました。

 

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(いちばん左が僕です。写真に映るのが下手くそすぎて楽しんでいる様子が伝わってきませんね)

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まとめとして、DCEXPOおよび日本科学未来館はとても楽しいところでした、もちろん楽しいだけで終わらせてはいけません。最先端の様々な技術にこうやって触れる事が出来たのですから、これを機に僕もなにかを成し遂げたいです。

という事で、セミナーでのカレンダー作りを頑張っていきたいと思います!

 

 

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2016年後期セミナー ブログ第2回 DCEXPO2016の感想 http://blog.shirai.la/seminar/2016/11/1323014-part2/ Mon, 07 Nov 2016 04:11:53 +0000 http://blog.shirai.la/seminar/?p=1098 続きを読む2016年後期セミナー ブログ第2回 DCEXPO2016の感想]]> 先日、10月29日(土)に日本科学未来館で開催されている「DCEXPO2016」に行って来た

最初は7Fにある展示物の見学をし、その後

1Fのエリアの見学の際にAI侍

7Fでは

8KVRモニター

FOVE

臨死体験

VRと鏡を使ったホラー

上記5つの体験をした

また1Fではロボットを使った戦略ゲームの説明(未完成のため体験できなかった)やAI侍と言ったもの体験、見学をした。

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8KVRシアターが上映される前に画面に映し出されていた今回流れる曲の紹介文の画像

まず8KVRモニターでは顔のほぼ全体を覆うHMDではなく眼鏡型のものになっていた。

日本のロックバンドのサカナクションとコラボしたこの映像作品は映像は思えないような解像度で現実と仮想が曖昧になったかのような感覚だった。

 

次にAI侍に関しては決められた返答を質問内容によって考えるというものであった。

流石にどのような質問にもしっかりとした返答ができるというわけではなかったが、ある程度のやり取りが可能だった。

 

次にFOVEに関してだが、視線での操作が可能でより仮想の世界に入ったかのような感覚を味わうことができた。

だが、視線操作がまだ完全というわけではなくズレが生じるということが多々あった。

 

次に、臨死体験に関してだが、HMDなどをつけるわけではなくただ棺の中に入り、音や棺を凹ます、膨らますなどの動作、温風や冷風などの温度で

死んでから葬儀、埋葬までの簡易的な体験をした。

 

最後に鏡とVRを用いたホラー体験は鏡の中の自分の動きがだんだんと違うものになっていき最終的に全く別物となるといった内容だった

と思われる。

なぜ曖昧な感想なのかというと、目が悪く映像がぼやけてしかみえなかったのではっきりとした体験ができなかったからだ。

 

こういった体験から基本私のような目の悪い人にはあまり優しく無いと言える

鏡とVRを使ったホラー体験でそれが特に強く感じられた。

鏡に何かが映っているのはぼんやりとだが見えるのだが、ぼやけて何が映ってるかハッキリとわからず終始戸惑う結果となってしまったからだ

今後眼鏡をしている人でも問題の内容にゴーグルのサイズを大きくする。

レンズ自体を度入りのレンズにできるようにする(もしくは間に度入りのレンズを挟む)

 

などといった工夫を加えることで

もっと使いやすいものになるのではないだろうか

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2016年度後期セミナーブログ 第4回 DCEXPO2016&日本科学未来館見学レポート/有賀安央衣 http://blog.shirai.la/seminar/2016/11/dcexpo1423161-4/ Mon, 07 Nov 2016 03:59:17 +0000 http://blog.shirai.la/seminar/?p=1137 続きを読む2016年度後期セミナーブログ 第4回 DCEXPO2016&日本科学未来館見学レポート/有賀安央衣]]> 10月27,28日の午前中にDCEXPOと日本科学未来館の見学に行ってきました.ただ,合計4時間の見学では到底時間が足りず,そのすべてを観ることはできませんでした.

今回は見学できた中で印象に残ったものを書いていきたいと思います.

DCEXPO2016で一番印象に残ったのは,慶応義塾大学の「dePENd」です.机内に仕込まれた磁石をコンピュータで制御することでテーブルの上のボールペンを動かし,絵を描くというものでした.コンピュータに元々プログラムされた動きだけでなく,他の人が絵を描くペンの動きも自分のペンの動きに届けることができるというのはとても面白いと思いました.常日頃から絵を描いている東田さんの動きを届けてもらいましたが,アトラクションに乗っているのと似たような感覚がありました.特定の「動き」を遠隔地に届けるというのは今回他になかったと思います.一筆書きだけでなく,ペン先を机から離しても動きを追えるようになると他の人の絵を描くスキルを学んだり,ひらがなや漢字を覚えたりするのにも使えるのかなと思いました.

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左:東田さんのオリジナル 右:自分がペンを支えて描いたコピー

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「Cross-Field Haptics」は電場と磁場を組み合わせて物体の表面の感触と動きを同時に表現するデバイスです.今回は心臓の動きでした.黒いバンドを持ちながら触ると,確かにざらざらとした感触が伝わってきました.部分によって拍動の仕方に違いがあり,とてもディスプレイを触っているとは思えない体験ができました.医療現場や教育現場での活用が期待されるとありますが,テーマパークなどで応用しても面白そうだと思いました.

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「Holographic Whisper」は超音波を用いて何もない空間に点音源を設置する技術でした.従来のスピーカーは音を出している面から聞こえてきますが,これはスピーカーがある所ではない方向から音が聞こえてきます.DCEXPOに行く前に他学科の先輩にこのコンテンツの紹介を見せたところ,「お化け屋敷とかで使えそうだね」と言っていました.そのことを代表者さんに伝えると,「まさにそうです」と返事が返ってきました.お化け屋敷が苦手な自分としては,いきなり耳元で囁き声が聞こえてきたらと想像するだけで怖いです.

常設展示の方では,UNI-CUBの体験をしました.掴まるところがないので心許ない感じがしましたが,バランスの取り方に慣れるととてもスムーズに移動することができ,楽しかったです.美術館や空港などでの利用を考えているということでしたが,微妙な体重移動を必要とする乗り物なので,あらゆる世代の人が気軽に,とはいかないような気がします.普及してしまえばそんな心配も要らないのかもしれませんが.

UNI-CUBに乗って未来館を案内してもらっているときに驚いたのが,布で出来た柔らかい天井です.東日本大震災ではがれてしまった天井を直す際に,また落ちないようにさらに頑丈に硬くするのではなく,落ちても危なくないように柔らかい素材にするというのは素晴らしい発想だと思いました.

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今回本当に時間が無く,常設展の方はほとんど見ることが出来ずとても残念でした.また時間を作って行きたいです.

 

DCEXPOの見学に行って,実際に体験するというのは大事ですし,そこからしか得られない感動や理解があるなと改めて思いました.とても楽しくてわくわくしました.自分も何かわくわくするものを作れればと思いました.

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