2016b04 – 白井研セミナー http://blog.shirai.la/seminar 神奈川工科大学 情報メディア学科 3年生 白井研究室セミナーでの学び Wed, 28 Feb 2018 23:24:58 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=5.1.6 #4-ノート制作:表紙デザイン編(東田茉莉花) http://blog.shirai.la/seminar/2016/11/1423153_04_coverdesign/ http://blog.shirai.la/seminar/2016/11/1423153_04_coverdesign/#comments Wed, 23 Nov 2016 09:47:09 +0000 http://blog.shirai.la/seminar/?p=1261 続きを読む#4-ノート制作:表紙デザイン編(東田茉莉花)]]> こんにちは東田です!各種締め切りにマッハで追いかけられています!

先週のセミナーでは,先輩方がEC2016にて発表されるプレゼンの講評を行いました.
また,Manga Generator,ExPixel, カレンダー,ノートの4つのグループに分かれ,制作の進捗報告を行いました.

というわけで,失敗も踏まえ私はノート表紙の制作についてをまとめようと思います.どなたかの参考になれば幸いです.

 

まずは案を出します.私の場合はキーワードを頭に浮かべていきます.
今回の場合は,「研究室のPR」を目的にし,Manga Generator, ExPixel,RealBabyをサブに,
白井先生をモチーフとしたキャラクターをメインとして配置する事を決めました.

この時点で,レイアウト全体の情報量がめちゃくちゃ多くなります.情報量を多くすると華やかにはなりますが,ぱっと見た時の印象が薄まりやすいので,サブモチーフを何かに収めることを考えます.今回の場合は思い出の写真やプリントをイメージして制作しようと考えました.

 

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全体構図のラフを書きます.舞台等の原則で,左向き(下手へ向かう動き)は正の動き,右向き(上手へ向かう動き)は負の動きである,という原則が有ります.

(気になった方は舞台 向き 意味等で調べると面白いかと思います.)
その刷り込みに従いつつ,全体のバランスを想像しながら書いていきます.

 

はい,勘の良い方ならおわかりですね.

1423153_note_02

この時点で綴じ方向を間違えています!!(ごめんなさい)
実は同人誌等の漫画作品では,縦書きになるため今回のノートとは逆の右綴じがデフォルトなのです.
慣れと油断から来る失敗でした.反省!

 

さて,ラフを書いたところで同セミナー生の皆さんや白井先生に確認を取ります.
白井先生に見えますか!?OK見える!ということで,納期もぎりぎりなので詳しい見積もりが出る前に既に描いていきます.同人で言うとギリギリパックの入稿申込みだけ先にしている状態ですね.

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今回は図柄が簡単(自分の絵柄ですので)なので,スマホで正面から撮影→PCへ取り込みます.
コントラストや色味を調整し,曖昧にしていた部分を下書きレベルまで高めていきます.

1423153_note_04

 

下書きができたらペン入れをします.今回は白井先生とスーツケース,ルンバの部分だけ
クレヨンチックなペン設定を使い,緩さを出しました.一方裏表紙側に配置している別次元の存在は,
Gペンに似たペン設定を使い,違う次元の存在であることをアピールします.

 

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色置きをします.この段階で大体のイメージが固まります.ついでにロゴも制作します.ロゴは絵柄が映えるようにテキストデータの入力画面をイメージしたシンプルなものに決めました.ここで一度目の企画提出をしました.

そしてここでやっと綴じ方向のミスをしていたことに気づき,大慌てで左右反転し,違和感のないように線画を修正します.

 

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修正の終わったところで,影付けとハイライトを入れていきます.ここでも現実と非現実の塗り方を若干変えています.

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Manga generatorをモチーフにしたこのキャラクターでは,影を色の付いたトーンで表現しています.
印刷上手く出るといいなあ…

全体のディティール詰めが終わり次第,位置と色味の調整を行います.本塗りが終わった後に重さの印象が変わることもあるため,後から位置をずらしてもいいように重なり合う部分も確りと塗る癖をつけると後で泣きません.私は泣きました.

notedesign_03

そしてここまでで件の進捗報告も行いました.
デザイン的な改善点としては,VR Entertainmentとわかる文字入れをしてほしいとのことで
無地だったオブジェクト部分に文字を入れました.昔々のモニターのようなちょっと緑の画面をイメージして切り貼り.

ここまでできて第二企画案を投稿しました.そしてGOサインが出たらそのままの流れで入稿.

 

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ついでにカレンダーの表紙用にもトリミングをします.

 

入稿時のポイントもお教えできればいいのですが….
PDF入稿は初めてだったのでかなり戸惑いましたね.入稿形式は土壇場で慌てるので,最初に覚え込んだほうがいいです.あとサイズも毎日レベルで確認した方がいいです.私は昔B5の本を入稿しようとして出来たサイズがA5でした!!!!製本サイズと原稿サイズの間違いダメ,絶対.

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また,印刷物の入稿ではRGBではなく,面倒でも自分でカーブを調整しながらCMYKに変換した方がいいです.印刷所さんに頼んでやってもらうことはできなくはないですが,思いもよらない色味になることは覚悟した方がいいです.印刷所さん優しいから綺麗に変換してくれますけどね…

ということで,一通りの流れをご説明したところで本日はお暇します!
サラダバー!

 

11/30 追記

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カレンダーとノートサンプルが届きました!

カレンダーの方だと案の定Manga Generatorのトーンが潰れちゃっていますが,どちらも発色は問題なしですね.

ノートは表だけを見せると,かなり落ち着いた仕上がりになっています.見開きにすると華やかなので,お好みで見せびらかしてください!(?

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2016年後期セミナー ブログ第4回 TEPIA見学/Manga Generatorレビュー http://blog.shirai.la/seminar/2016/11/1323014-part5/ Mon, 21 Nov 2016 03:22:09 +0000 http://blog.shirai.la/seminar/?p=1314 続きを読む2016年後期セミナー ブログ第4回 TEPIA見学/Manga Generatorレビュー]]> 先日の土曜日にTEPIAの見学をしてきました。

現在のプロジェクトであるManga Generatorの改良をする際の現在の状態を確認をするためです。

実際にその場に立って体験をしたのですが、何も予備知識のない人が遊び方がわからないという点が問題だと感じました。

漫画を選ぶ画面でどのようにすれば選択できるのかの説明や手順もなく

ただ、好きな漫画を選ぼう!としか出ず、よくわからないうちに漫画が始まる。

こういったことがあったので終始疑問符を浮かべながら体験するということになりました。

これはそのときは人が少なく案内する役の人が不在(普段案内を行うかは未確認)だったということも原因の一つなのではないかと思います。

ですが、体験する側の人というのはスタッフの都合など知りません。

どのような時にでも、体験者が理解できるような工夫が必要だと思います。

具体的にはパンフレットやパネルで遊び方の説明をする。

身振り手振りのジェスチャーを入れてどうすればよいのかを提示する(選択するにはこう動けばよい等)。

などの改善案があげられます。

また、子供向けに対応ということで、ひらがな表記、子供用にやわらかい表現の漫画の用意するなどがあげられます。

 

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2016年後期セミナー4回 1423148大塚高弘のExpixel進捗報告 http://blog.shirai.la/seminar/2016/11/1423148_expixel/ Wed, 09 Nov 2016 01:59:29 +0000 http://blog.shirai.la/seminar/?p=1222 続きを読む2016年後期セミナー4回 1423148大塚高弘のExpixel進捗報告]]> 先週は、科学館の裏の話と就職関係の話を白井先生が話してくれました。

私がこれから関わるプロジェクトは、ExPixelコンテンツの新規実装です。
今週の進捗は企画を立案しました。

・前提条件
(MangaGeneratorと比べて)人気無く、来年に展示出来なくなるかもしれず、余裕が無い。
コンテンツのソースコードは一切無い(MPEG変換なので)。
建築、図面、掛軸、リビング、ビジネスに使えるコンテンツが欲しい。
手で動かす等、もっとインタラクティブが欲しい。
企画納期は、1週間後。
α納期は、3週間後。
αで駄目なら続けないが、最終納期は15週まで。

・企画1
画面が2つある為、それぞれ別のコンテンツを入れる

1つは固いビジネス掲示板
普通に良くあるジェスチャーでめくる形式のスライド掲示板
Kinectか何かで実装。NUI。

1つはゲーム
マンガジェネレーターの宣伝でも、マンガジェネレーター自体でも良い。
新規ゲームを開発しても良いが、ターゲット、コンセプトが謎。
子供向けで良いの?
お堅い大人向けなら、そもそもゲームは不適切かも。

・企画2
リビングの掛軸。
基本、掛軸Aが表示され、
メガネを掛けると、掛軸Bが出てくる。
掛軸Bから人が飛び出せば、ホラーっぽい。

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2016年度後期セミナーブログ 第4回 DCEXPO2016&日本科学未来館見学レポート/有賀安央衣 http://blog.shirai.la/seminar/2016/11/dcexpo1423161-4/ Mon, 07 Nov 2016 03:59:17 +0000 http://blog.shirai.la/seminar/?p=1137 続きを読む2016年度後期セミナーブログ 第4回 DCEXPO2016&日本科学未来館見学レポート/有賀安央衣]]> 10月27,28日の午前中にDCEXPOと日本科学未来館の見学に行ってきました.ただ,合計4時間の見学では到底時間が足りず,そのすべてを観ることはできませんでした.

今回は見学できた中で印象に残ったものを書いていきたいと思います.

DCEXPO2016で一番印象に残ったのは,慶応義塾大学の「dePENd」です.机内に仕込まれた磁石をコンピュータで制御することでテーブルの上のボールペンを動かし,絵を描くというものでした.コンピュータに元々プログラムされた動きだけでなく,他の人が絵を描くペンの動きも自分のペンの動きに届けることができるというのはとても面白いと思いました.常日頃から絵を描いている東田さんの動きを届けてもらいましたが,アトラクションに乗っているのと似たような感覚がありました.特定の「動き」を遠隔地に届けるというのは今回他になかったと思います.一筆書きだけでなく,ペン先を机から離しても動きを追えるようになると他の人の絵を描くスキルを学んだり,ひらがなや漢字を覚えたりするのにも使えるのかなと思いました.

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左:東田さんのオリジナル 右:自分がペンを支えて描いたコピー

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「Cross-Field Haptics」は電場と磁場を組み合わせて物体の表面の感触と動きを同時に表現するデバイスです.今回は心臓の動きでした.黒いバンドを持ちながら触ると,確かにざらざらとした感触が伝わってきました.部分によって拍動の仕方に違いがあり,とてもディスプレイを触っているとは思えない体験ができました.医療現場や教育現場での活用が期待されるとありますが,テーマパークなどで応用しても面白そうだと思いました.

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「Holographic Whisper」は超音波を用いて何もない空間に点音源を設置する技術でした.従来のスピーカーは音を出している面から聞こえてきますが,これはスピーカーがある所ではない方向から音が聞こえてきます.DCEXPOに行く前に他学科の先輩にこのコンテンツの紹介を見せたところ,「お化け屋敷とかで使えそうだね」と言っていました.そのことを代表者さんに伝えると,「まさにそうです」と返事が返ってきました.お化け屋敷が苦手な自分としては,いきなり耳元で囁き声が聞こえてきたらと想像するだけで怖いです.

常設展示の方では,UNI-CUBの体験をしました.掴まるところがないので心許ない感じがしましたが,バランスの取り方に慣れるととてもスムーズに移動することができ,楽しかったです.美術館や空港などでの利用を考えているということでしたが,微妙な体重移動を必要とする乗り物なので,あらゆる世代の人が気軽に,とはいかないような気がします.普及してしまえばそんな心配も要らないのかもしれませんが.

UNI-CUBに乗って未来館を案内してもらっているときに驚いたのが,布で出来た柔らかい天井です.東日本大震災ではがれてしまった天井を直す際に,また落ちないようにさらに頑丈に硬くするのではなく,落ちても危なくないように柔らかい素材にするというのは素晴らしい発想だと思いました.

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今回本当に時間が無く,常設展の方はほとんど見ることが出来ずとても残念でした.また時間を作って行きたいです.

 

DCEXPOの見学に行って,実際に体験するというのは大事ですし,そこからしか得られない感動や理解があるなと改めて思いました.とても楽しくてわくわくしました.自分も何かわくわくするものを作れればと思いました.

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