SIGGRAPH2015@L.A. まとめ

去年に引き続き今年もポスターでSIGGRAPHに参加してきた。

今年の会期は8/9-8/13でL.A.コンベンションセンターで行われた。

Technical-Paper、E-Tech、Poster、Exhibition、Art-Gallery、Talk、AR/VR Contest、Dailies、Studioなどの去年もあったものに加えて、VR VillageやMakingという催しも増えていた。

前回と比較すると展示会場ではVR Village、Studio、Makingが前面に出てきていてE-Techが奥に追いやられ、会場に入った瞬間は少しさびしい感じがしたが、そんなことは無かった。

まず目に入ってきたのが、美しい骸骨のプロジェクションマッピングだ。
骸骨のプロジェクションマッピング1
骸骨のプロジェクションマッピング2

これの右隣にはVR Villageが展開されていて、左隣前にStudio、Making、Art-Gallery、そしてその奥にE-Techが並んでいた。

VR Villageは事前に予約して体験するタイプのものがあり、僕は顕微鏡の先の映像をHMDで見る体験をした。HMDにCG再現してあげることで、例えば基盤の顕微鏡映像に部品が乗っている映像を付加してやり、部品の設置補助に役立つという使い方があるそうだが、予想の範囲内だったのでがっかりだった。

逆に面白かったのはStudioやMakingで子どもでも簡単に扱える(製品レベルの?)技術が展示されていた。体験したものとしては、導電性のインクによる回路設計や、航空力学的にちゃんと飛ぶ飛行機を設計できるソフトウェアを体験した。

Art-Galleryは去年のSee moreみたいな目を惹きつけるようなものはなく(単に僕が見てないのかも知れないが)、3Dプリンターを使った作品が多く並んでいた。写真はStudent Volunteerに止められてとれなかった。

E-Techはブース自体は奥に追いやられて小さくなったように見えたが、去年にも増して楽しい場であった。
一番気に入ったのはNVIDIAとスタンフォード大による、ライトフィールドを再構成できるHMDだ。

Light Field Stereoscopic

従来のHMDに比べて画像のシャープさ、滑らかさは段違いだが、実現手法の特性上4つの異なる映像をレンダリングするためにマシンスペックが必要になる。実際デモでは従来手法と提案手法を切り替えながら確認できたが、従来手法のとかは動きがヌルヌルなのに対して、提案手法ではFPSや格ゲーでは完全にアウトな少しの遅延が発生する。

日本語の良記事があったので紹介しておく→【特別企画】現世代のVR HMDは本当に「買い」なのか!?「SIGGRAPH 2015」に見る新VRデバイスの潮流

またTechnical-Paperは安藤幸央さんがPaperFastForwardを見てまとめた良記事を紹介しておく→] SIGGRAPH 2015 – Paper Fast Forward

今回はいろいろやることがあってTechnical-Paperは去年よりは見れていない。

最後になるが、自分の発表はPosterの会場であったが、e-posterという方式を取っており、去年の紙媒体からデジタルに移行した。しかし個人的にこれはあまりいいとは思わない。

Poster写真1

Poster写真2

写真1のようなスタンドが8つほど設けられており、この前で会期中の自分の持ち時間の中で発表をするスタイルだ。僕は写真2のExPixel FPGAで12日の12:15からの30分間を持ち時間としてあった。

去年の紙媒体のポスターに比べると見る側にとっても、発表する側にとっても最悪だった。見る側としてはいちいちクリックして目当てのポスターを探さないといけないのがわずらわしかったのと、設置台数を占領されると見たいときに見れない。

発表側としては自分の発表時間5分前に行ったのに、他の閲覧者に自分の発表場所が占領されてて、発表時間が短くなったし、30分の持ち時間きっかりで話しを止められ、次の発表者に移るため去年に比べて有益なディスカッションは少なかった。来年も継続するのかどうか気になる。

まぁ最後はポスターの悪口になったが、全体としてはやっぱり刺激的な会で楽しんだことは間違いなく、次のアナハイムに向けて研究を頑張っていきたい。

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