WiiRemote – Shirai Lab http://blog.shirai.la 白井研究室 Wed, 18 Jul 2018 14:08:27 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=5.1.6 「白井研究室通信」 第36号(2013/12/31発行)/年末年始特大号 http://blog.shirai.la/blog/mn36/ Tue, 31 Dec 2013 13:07:31 +0000 http://blog.shirai.la/?p=2243 ■「白井研究室通信」 第36号(2013/12/31発行)/年末年始特大号■

このメールニュースは、神奈川工科大学 白井暁彦または白井研究室の者と名刺交換等させていただいた方々にお送りさせていただいています。
このメールニュースがご不要の際は http://shirai.la/mr より,
配信先の停止をご申請ください。
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<今月号ごあいさつ>
白井研究室4年の神戸です。早いもので2013年も最後の日となりました。
皆様、体調の方は大丈夫でしょうか、やり残していることはありませんか、新年を迎えるための準備は整っているでしょうか、心残りがあるならば是非とも早く片付け気持ちよく新年を迎えられるようにしましょう。除夜の鐘が鳴るその前に…。

【ご協力お願いします】
 研究に関連してBMIに関するアンケートを行っております。
  http://j.mp/KAITnomuBMI

■–INDEX–■
1. 「2x3D」が経産省から授賞、DCEXPO2013で発表(藤村・小出)
2. 芸術科学会NICOGRAPH2013+DiVA34(スヨン・小池)
3. 相模原市立博物館共同事業、学びの収穫祭+中間ヒアリングにて成果報告(向井・白井)
4. 新4年生配属決定、忘年会を開催。
5. 白井先生の新刊本が発売
6. HCG2013でダブル受賞(國富)
7. 奈良のフランス留学記レポート(奈良)
8. 乱打系iPhoneアプリ「100m走」リリース(小西)
■編集後記 「2013年を1行で表現すると…」

1. 「2x3D」が経産省から授賞、DCEXPO2013で発表(藤村・小出)

10月24日~25日まで行われたDCEXPO2013の Innovative Technologies にて「2x3D」を展示いたしました!
Innovative Technologiesは、コンテンツ産業の発展に大きく貢献することが期待される技術を表彰する事業です。本事業は、経済産業省が主催するもので、技術戦略マップ2012(コンテンツ分野)で示されている技術開発の方向性に基づき、他産業への応用や新市場創出の可能性がある先進的な技術を広く公募により選出し、デジタルコンテンツEXPOの会場で一般来場者に向け展示・実演するものです。
■「2x3D」とは?
2x3D(ツーバイスリーディー)は1つの画面で、2Dの映像と3Dの映像を同時に視聴できるシステムです。
裸眼の状態では2D映像を視聴でき、3Dメガネを掛けると3D映像が視聴できます。メガネの掛け替えだけで、簡単に映像を切り替えることができます。
・DCEXPO2013での発表についてはこちら
 http://blog.shirai.la/blog/2013/10/dcexpo2013/
・DCEXPO2013 公式サイト http://www.dcexpo.jp/

2. 芸術科学会NICOGRAPH2013+DiVA34(スヨン・小池)

2013年11月8日、9日に山梨で行われたNICOGRAPH2013にスヨンと小池が参加いたしました。
ワインが美味しいぶどうの丘でスヨンはポスター発表、小池はショートペーパーで口頭発表を行いました。
DiVA編集直後で山梨に向かう途中道を間違えるアクシデントがありましたが、無事に到着しそれぞれ発表することができ、また興味深い研究発表を聴講できとても有意義な研究発表会であったと思います。

3. 相模原市立博物館共同事業、学びの収穫祭+中間ヒアリングにて成果報告(向井・白井)

白井研究室と相模原市との恊働事業である、
相模原市立博物館情報ネットワークセンター事業
 みんなでつくる相模原「知的探求散策アルバム」
の活動成果報告を、博物館での「学びの収穫祭」と「公開中間ヒアリング」において行いました。
■「学びの収穫祭2013」
http://blog.shirai.la/blog/2013/11/sagamihara-city-museum/
日時:11月16日(土)、11月17日(日) 相模原市市立博物館にて
相模原市立博物館を拠点に活動するボランティアグループや市民、または学芸員が活動に関わる市民団体や学校の部活動などが、日頃の調査、研究や活動の成果を発表するイベントです。
地域の総合博物館である相模原市立博物館の活動を反映して、歴史、民俗、考古、生物、地質、天文などバラエティに富んだ内容となっています。発表は口頭発表と展示発表があり、向井君が口頭発表を行い、展示は多重化隠蔽映像を使って行いました。
■「平成25年度 公開中間ヒアリング」
http://blog.shirai.la/blog/2013/11/sagamihara-presen/
2013年11月30日、相模原市けやき会館にて、評価委員会に向けて平成25年度 公開中間ヒアリングを行いました。プロジェクタ接続トラブルがありましたが、白井先生が活動成果を発表しました。
質疑応答では「相模原市が全国に先駆けて実施」といった話題性も狙えるのでは、といった意見も出されました。

これまでの発表等はこちらにまとめております。
http://blog.shirai.la/projects/sumaho/

4. 新4年生配属決定、忘年会を開催。

来年度の卒研生が配属されました。今回は個性派ぞろいなので、順に紹介していきます。
▼3年の小川耕作です。今年は、去年なりきれなかったスーパーサイヤ人となるのではないかとガクブルしております。研究の他にIVRCや学会などにもどんどん出ていきたいと考えているので、ビシバシよろしくお願い致します!
なお、2013年の忘年会を12月26日に情報工学科 大塚研究室と共同開催で、新4年生の歓迎会も兼ねて盛大に開催しました。
http://blog.shirai.la/blog/2013/12/bonenkai/
今後の新人の活躍が期待されます。

5. 白井先生の新刊本が発売

白井先生の新刊、初の単著が11月18日に発売されました。
「白井博士の未来のゲームデザイン ―エンターテインメントシステムの科学―
著者:白井暁彦   発行:ワークスコーポレーション
前作『WiiRemoteプログラミング』(2009年)から4年。
ゲームやインタラクティブシステム、メディアアートやデジタルサイネージ、
科学コミュニケーションやフランスでの経験、教育の現場における考え方など。
「エンターテインメントシステム」という分野をエンジニアリングとサイエンスとデザインと教育といった多方面からの視点で構築して理論化しております。
特に大学の先生、教育者からの反響が大きいようです。詳細は以下のURLにて。
【オフィシャルサイト】  http://aki.shirai.as/entsys/
【Amazonでご予約URL】  http://j.mp/GameNoMirai

6. HCG2013でダブル受賞(國富)

 2013年12/18〜12/20にかけて愛媛県松山で行われた電子情報通信学会HCGシンポジウム2013にて論文発表を行い、最優秀インタラクティブセッション賞と『コミック工学』オーガナイズドセッション賞の2つの賞を受賞いたしました。
 Webサイト:http://2013.hcg-symposium.org/
 会場:愛媛県 松山市総合コミュニティセンター
 主催:電子情報通信学会 ヒューマンコミュニケーショングループ
 最優秀インタラクティブセッション賞は、学生/社会人の枠を超えた総合での最優秀賞となり、大変名誉な受賞であるといえます。
発表内容「マンガ没入型エンタテイメントシステムの可能性」
マンガ没入型 VR エンタテイメントシステム『瞬刊少年マルマル(MangaGenerator)について,エンタテイメントシステムとしての体験設計と、これまでのTV出演や長期展示など数々の展示を通した評価について報告を行いました。
 発表者は当初予定していた筆頭著者M2小出さんの内定先の研修が、なんと来年1月からアメリカのボストンに決まり、急遽代打として共著者の國富が松山に飛びプレゼンを行いましたが、セッションも無事成功を納め、他の研究室の様々な研究を知る良い機会となりました。

7. 奈良のフランス留学記レポート(奈良)

Bonjour à tous!! M1の奈良です。
11月からフランスのラヴァルに研究のための留学に来て、もうすぐ2ヶ月が経ちます。
ラヴァルにはLavalVirtual2013の時に初めて来て、今回が2度目になります。
初めて来た時には気付けなかったフランスの文化に戸惑わされました。

まず、とにかく寒いです。そして毎日のように雨が降ります。
こんなに雨が降って目の前に川もあるのにに空気は乾燥しています。
喉が渇いてもコンビニも自動販売機もほとんどない、水道水はまずくて飲めない等々、とても大変です。
アパートや保険の契約、銀行口座の開設など、契約関係のものは日本と比べて、各30〜40枚の契約書にサインをしていくという苦行もありました。
銀行口座の開設は、日本では1枚の書類に必要事項を書けば当日に完了するのに、フランスでは1週間から2週間かかります。

研究面では、“Manga Generator”の新作の打ち合わせをVRコンテンツ制作会社の方と話したり、
ある海外展示のために第3者がコンテンツを作るための方法をまとめたりしました。

ラヴァルの大学で参加した最初のプロジェクトは、短期間で企画からプロトタイプの制作まで行うコンペティション形式のプロジェクトでした。
例年は約2週間の時間があるプロジェクトが今年は約5日間しか期間がないため、かなり忙しかったです。
そのプロジェクトは企業へのアイデアのアプローチを行うプロジェクトで、
はじめに、企業の担当と打ち合わせしその企業の社風や現状の顧客への販売体制などを伺いました。
私たちが担当した企業は、公園などの遊具を制作している会社でした。

企画ではKJ法から始めるのが主流らしく、その後にブレーンストーミング、各手法のメリットとデメリットを挙げていき、
こちらからのアプローチの方法は最終的に3つに絞りました。
・IT技術を使用したインタラクティブなゲームができる公園
・公園の遊具とAR技術を使用したインタラクティブコンテンツ
・顧客へのアプローチとしてOculus Riftを使用した3Dコンテンツ

プロトタイプを作る事になったのは2つ目のコンセプトで、徹夜で頑張りました。
もちろん時間が短いのもあって完成はできませんでしたが、最終プレゼンの際にデモンストレーションとして使用しました。
私のPCだけMacだとかUnity3Dのバージョンが違うとかで互換性がとれないところで引っかかったりしてました。
こうやってプロジェクトを通してみると日本人とフランス人の違いがよくわかりました。
良いところも悪いところも理解できないこともありますが勉強になります。

プロジェクトの終わりには打ち上げのパーティやTVゲームパーティなどがありました。
白井研究室のメンバーの中でお酒は強い方ですが、フランス人には全く勝てる気がしません。笑

また機会があればメールニュースに近況報告を書きたいと思います!
À bientôt!!

8. 乱打系iPhoneアプリ「100m走」をリリース(小西)

とにかく画面を乱打して100mを走りきるゲームとなっています!
ランキング1位を目指してがんばってみてください!!!
下記URLからインストールできます(iPad,iPod系には未対応です)
http://itunes.apple.com/jp/app/100metoru-zou/id665026933?mt=8

■編集後記 「2013年を1行で表現すると…」How can explain “2013” by one line
(神戸)もっとも1日が長く感じ、1年が短く感じる年だった
(小池)読書中毒が重篤化
(向井)古木を根元から引き抜きたい
(スヨン)ログイン戦争 in エオルゼア
(石川)実りの多い一年だった。ブドウとリンゴが3:7くらい。
(小西)大日本帝国海軍艦艇について詳しくなった年だった。
(田所)毎年いろいろあるケド、特に今年はいろいろありました。
(藤村)おもしろい後輩と楽しく過ごせました。
(國富)あっちに行ったりこっちに行ったりと、激動の1年でした。
(太田)色々と忙しい一年でした
(北田)色々と疾走した感はありますが,体重は少し増えました.
(野村)衝撃!ぎっくり腰デビュー!1週間は動けませんでした。
 研究に関連してBMIに関するアンケートを行っております。
 ご協力お願いします http://j.mp/KAITnomuBMI
(白井)特に大きな病気もせず、「毎月師走」の1年でした。書籍執筆が大変だった!

【Laval Virtual ReVolution 2014作品募集中】
 http://www.laval-virtual.org/en/prices-competitions/revolution/presentation.html

★次回の発行は2月の予定です

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「白井研究室通信」 第35号(2013/10/24発行)/DCEXPO2013台風直撃盛りだくさん号 http://blog.shirai.la/blog/mn35/ Wed, 23 Oct 2013 18:32:21 +0000 http://blog.shirai.la/?p=2162 <今月号ごあいさつ>
ハロウィンも今月末に迫り、少しずつ袖の丈が長くなる季節になりました。
皆様いかがお過ごしですか?今月号のご挨拶を担当させていただきます、4年の石川です。
おかげさまで先日,内定を頂きまして、遂に血の味の就職活動に終止符を打つことが出来ました。
前回の号で「ただいま就活中」書かせていただいたおかげですよね。
白井研究室は夏休み中から8月9月10月と大忙しで、メールニュースの発行に間があいてしまって申し訳ありません。
最後までお付き合いいただければ幸いです。

■–INDEX–■
1. フランスからの留学生 Payot Nick Littfass 君きたる
2. 日本VR学会で3件の発表
3. EC2013 in 香川
4. 「2x3D」が経産省のコンペに採択,DCEXPO2013で展示予定
5. 東京ゲームショウSOWNで公開実験
6. 相模原市立博物館にて実験展示開始
7. 白井研ゼミ3年生らが国際映像コンテストで日本代表選手に選出、台湾で健闘!
8. 白井先生の書籍が出ます
■編集後記 「秋と言えば…」

1. フランスからの留学生 Payot Nick Littfass 君きたる
Hi, I’m Yannick Littfass! I’m a French exchange student from Arts et Métiers ParisTech engineering school. On my Master’s year I specialized in Vitual Engineering and Innovation in Laval, where I first met prof. Akihiko Shirai. Although I was originally interested in mechanical design and industrialization, I grew ever more fond of innovation and creation: the incredible potential of Virtual Reality and IT motivated me to “switch” for innovative technologies involving both technique and user-centered content creation. I was given the opportunity to work on such projects at Shirai Lab where I want to explore new ways of entertaining, or enabling users new experiences.
My current research work is about enabling Unity3D users to create content (videogames, animations) for multiplex imaging technology ScritterH. To further this project, I also got involved in Shirai Lab’s 2x3D technology using the same “Hiding Shader” basis which competes at DCEXPO2013 Innovative Technologies competition: I also expect DCEXPO to allow me to discover new concepts and interact with actors of Virtual Reality in Japan and worldwide so as to widen my own vision of what innovative virtual technologies can bring to people, but also how to make concepts go industrial.

やあ。私はYannick Littfassです!私は、Art & Metiers ParisTech、フランスの工科系大学から来た交換留学生です。マスター時代、私は、白井先生に最初に会ったラヴァル(Laval)で、Vitualエンジニアリングとイノベーションを専門としました。
もともと私は機械設計と産業化に興味を持っていましたが、私はイノベーションとクリエイションがさらに好きになりました。バーチャルリアリティとITの信じられない可能性は、技術およびユーザー中心のコンテンツクリエイションの双方に関する革新的な技術は「スイッチが入ったように」私を動機づけました。私は、白井研究室で、「楽しむ」ということの新しい手法について探求し、人々にあたらしい経験をさせるプロジェクトに関わる機会をいただきました。
私の現在の研究業務は、Unity3Dユーザが多重化隠蔽映像ScritterH用のコンテンツを創り出すことを可能にする技術に関係しています。さらに、このプロジェクトを推進するために、白井研の隠蔽シェーダー技術を使った「2x3D」技術に没頭しています。DCEXPO2013 Innovativeテクノロジーズのコンペを通して基礎を完成させ、さらに私がDCEXPOで、新しい概念を発見し、かつ革新的な日本と世界のバーチャルリアリティ技術に関わる方々と触れ合い、この技術がどうやって幅広い人々に受け入れられ広がって行くのか、そしてどうやって産業化されていくのかを見届けたいと思います。

Yannnick’s blog http://blog.shirai.la/yannick/

2. 日本VR学会で3件の発表

2013年9月18日~20日に行われた、第18回日本バーチャルリアリティ学会大会において北田、小出、藤村の院生3名が発表しました。

・大会Webサイト:http://conference.vrsj.org/ac2013/
・会場:うめきた・グランフロント大阪 ナレッジキャピタル

北田:「スマートフォンの加速度センサを用いた微小付随運動検出による動画視聴時の笑い評価方法」

18日の「情動と生体信号」のセッションにおいて、上記のタイトルで映像コンテンツの非言語評価を目的とした、スマートフォンの高精度な加速度センサを使った映像中の視聴者の笑い検出と時系列毎の笑い度合いの算出を行なう笑い評価アルゴリズムについて発表させていただきました。今回、VR学会での発表参加が初めてということもあり、やや緊張気味の発表になりましたが、聴講・見学を通して学ぶことが出来た事が多く、貴重な経験を積む事が出来ました。

小出:マンガ没入型VRエンタテイメントシステムにおけるコンテンツ生成手法

(投稿・発表内容)本論文は、マンガ世界へ没入するVRエンタテイメントシステムにおけるコンテンツ制作手法を報告する。第20回・国際学生対抗バーチャルリアリティコンテスト(IVRC2012)において最終順位3位となった『瞬刊少年マルマル』は、体験者が設定されたストーリーの起承転結に沿って全身でポーズを取ることで、マンガの登場人物を演じ、体験者の姿勢評価によってマンガ効果が付与されたマンガを生成するという作品である。本報告ではコンテスト以降、VRエンタテインメントシステムとして研究継続されている『Manga Generator』における、VRコンテンツ体験としてのナラティヴ設計手法、フランスLavalでの現地に合わせたコンテンツ制作、放送番組制作やマンガ版権とのコラボレーションによる、学生VR作品を起点とした製品開発事例についても報告する。

藤村:VRエンタテイメントシステムのためのリアルタイムマンガ風画像生成シェーダーの開発

(投稿・発表内容)本論文は、カメラで撮影した画像に、リアルタイムでマンガ風の画像処理を施すシェーダー開発について報告する。第20回・国際学生対抗バーチャルリアリティコンテスト(IVRC2012)において発表した「瞬刊少年マルマル」では、カメラで取得した人物に、リアルタイムでマンガ風の画像処理を施すことで、マンガの世界を体験することができた。本報告では、コンテスト以降に行われた作風の画質向上や、HDクラスの解像度に対応するための技術改善、Unity3Dのシェーダーを用いることでスマートフォンなどに汎用化させるための手法について、開発事例を挙げ報告する。

発表したセッションが「アート&エンタテイメント」であったため、若干場違いかなと思いながらも瞬刊少年マルマルで用いているマンガ風シェーダーについて語ってきました。
質疑応答で少しあわててしまったことが心残です。あと初大阪だったため、とても新鮮な雰囲気を味わうことができました(主に食べ物で)。

★上記の発表PDFはこちらからダウンロードいただけます
  http://blog.shirai.la/publications/

3. EC2013 in 香川

2013年10月4日より10月6日までサンポートホール高松にて行われたエンターテイメントコンピューティング2013に、白井研より北田、國富、石川、田所の4名がオーガナイズドセッションにエントリし、見事、院生2年の北田が芸術科学会オーガナイズドセッション ベストプレゼンテーション賞に選ばれました!

北田:VR学会で発表した内容と後述のセンス・オブ・ワンダーナイトでの実験について発表させていただき、ベストプレゼンテーション賞をいただくことができました。初めての受賞という事もあり、大変嬉しかったです。残りの修士研究生活も頑張りたいと思います。

田所:今回初めて学会での論文発表をさせていただきました。成功よりも反省点のほうが多かったですが、自分の足りないものを知ることのできた価値ある貴重な体験でした。

石川:人前で発表することには慣れていたつもりですが、初めての学会ということもあり課題の残る結果となりました。建設的な意見をくださいました会場の皆様、石川は頑張ります。

國富:人生初の論文投稿&口頭発表でしたが、臆せず自分の意見を精一杯ディスカッションできました!

★上記の発表PDFはこちらからダウンロードいただけます
  http://blog.shirai.la/publications/

4. 「2x3D」が経産省のコンペに採択,DCEXPO2013で展示予定

10月24日~25日まで行われるDCEXPO2013の Innovative Technologies にて「2x3D」を展示いたします!
Innovative Technologiesは、コンテンツ産業の発展に大きく貢献することが期待される技術を表彰する事業です。本事業は、経済産業省が主催するもので、技術戦略マップ2012(コンテンツ分野)で示されている技術開発の方向性に基づき、他産業への応用や新市場創出の可能性がある先進的な技術を広く公募により選出し、デジタルコンテンツEXPOの会場で一般来場者に向け展示・実演するものです。

■「2x3D」とは?
2x3D(ツーバイスリーディー)は1つの画面で、2Dの映像と3Dの映像を同時に視聴できるシステムです。
裸眼の状態では2D映像を視聴でき、3Dメガネを掛けると3D映像が視聴できます。メガネの掛け替えだけで、簡単に映像を切り替えることができます。

・DCEXPO2013での発表についてはこちら
 http://blog.shirai.la/blog/2013/10/dcexpo2013/
・DCEXPO2013 公式サイト http://www.dcexpo.jp/

5. 東京ゲームショウSOWNで公開実験

2013年9月20日の東京ゲームショー2013でおこわれたセンス・オブ・ワンダーナイト2013において、研究活動の一貫として開発したスマートフォン向けWebアプリ”PicoPico for SOWN2013”を使った公開実験をおこないました。
PicoPico for SOWN2013は、センス・オブ・ワンダーナイト恒例のピコピコハンマーを使った声援を送る行為をUstreamやニコニコ生放送から見ている視聴者やピコピコハンマーを持っていなくても、スマートフォンを振ることで声援を送ることできるスマートフォン向けWebアプリです。

具体的には、スマートフォンを振るとサーバー側にシェイク数が送信され、ユーザー側に現在の利用者数とユーザー全体のシェイク(声援)数がリアルタイムに共有されるのと実験終了後のシェイク数の集計から時系列毎の声援数を可視化することが出来るアプリです。また、シェイク時に本物のピコピコハンマーと同様にあのピコピコ音をスマートフォンのスピーカーから流すことが出来ます。

本アプリは,VR学会とEC2013で発表させていただいたスマートフォンの加速度センサを使った映像視聴者の笑い検出アルゴリズム”L-PoD”の研究活動の一貫として開発をおこないました。
当日はセンス・オブ・ワンダーナイトのチェアおよび司会の新清士さんのTwitter,大会前の説明時に本アプリの紹介をしていただき,多くの方に実験にご協力いただきました。この場を借りて、関係者の方とアプリを利用してくださった方に感謝を申し上げます。ありがとうございました。(北田)

センス・オブ・ワンダーナイト2013のアーカイブ動画はこちら
http://expo.nikkeibp.co.jp/tgs/2013/business/sown/presentation.html

6. 相模原市立博物館にて実験展示開始

今回、小出先輩の研究の一つであるデジタルサイネージに私が研究で開発を進めているツールを置かせてもらいました。現在、このツールはサイネージ前にどれだけの人がサイネージを見ているかを取得しており、そのコンテンツが「いつ」・「どれだけ」人に見られているかを知ることができます。皆さんぜひ、サイネージを見に来て,私の研究を手伝ってください!(田所)

ちなみに設営の様子は相模原市立博物館 職員ブログでも紹介されております
http://www.sagami-portal.com/city/scmblog/archives/4054

7. 白井研ゼミ3年生らが国際映像コンテストで日本代表選手に選出、台湾で健闘!

9/2(月)~9/6(金)まで、チームCrazy Dadaは台湾でASIAGRAPHの決勝大会を戦ってきました。
ASIAGRAPHはiCloneというソフトを使って制作した3DCGアニメーションのストーリーと演出力を競うコンテストです。私たちは9/3(火)~9/5(木)の48時間で映像を制作しました。

作品がこちらです↓

残念ながら今回の映像での受賞とはなりませんでした。これからは“プロジェクト Crazy Dada”として、時間を作っては作品を作って行きたいとメンバー間で話しをしていますので、応援よろしくお願いします。
(3年・鈴木久貴)

詳細については、プロジェクトのホームページにて。
http://blog.shirai.la/crazydada/

8. 白井先生の書籍が出ます

白井先生の新刊、初の単著が11月発刊予定になりました。
「白井博士の未来のゲームデザイン ―エンターテインメントシステムの科学―」(仮)
著者:白井暁彦   発行:ワークスコーポレーション (2013/11/18 予定)
【オフィシャルサイト】
  http://aki.shirai.as/entsys/
【Amazonでご予約URL】
  http://j.mp/GameNoMirai

前作『WiiRemoteプログラミング』(2009年)から4年。
ゲームやインタラクティブシステム、メディアアートやデジタルサイネージ、
科学コミュニケーションやフランスでの経験、教育の現場における考え方など
味のある「エンターテインメントシステム」という分野を
エンジニアリングとサイエンスとデザインと教育といった多方面からの視点で
構築して理論化しております。

■こんな人にオススメ
・ゲームクリエイターを目指す大学生、専門学校生
・ゲーム開発者として活躍中の若きエンジニア
・ゲーム開発者としてそろそろ先行き不安になってきた方
・IT/Web業界で働く方
・ものづくり、製品・サービス企画を担当してしまったが、何やっていいのかよくわからない方
・プログラミングはよくわからないが、ゲームっぽい世界に興味がある人
・『え、ゲームが科学?何言ってんだこいつ』という人
・新入社員研修のネタに困っている方
・就活生、特にゲーム開発希望しているのに、企画書とか書けない方
・ゲーム・遊びリテラシー本として…
・『うちの子、ゲームばっかりやってて大丈夫かしら』というお母様/お父様、息子さんでも読める本です
・『ゲームクリエイターになりたい生徒に何を指導すれば』という小中高校の先生

■オビコンテスト開催中!
今回は前作「WiiRemoteプログラミング」のような『刊行によせて』という章はありません。
▼WiiRemoteプログラミング http://j.mp/WiiRemoteProgramming

一方、ショートレビューに加え、オビや選書の言葉をオンラインで集めておりますので、
(大変短い期間ではありますが)ご協力いただけると幸いです!
【募集の流れ】
(1) このフォームにてエントリー
http://j.mp/GameNoMiraiObi
 ★レビューアーをお願いするため、ご所属と仮のアイディアをいただければ幸いです。
(2) 白井から ”レビュー版”のPDF(URL・パスワード付き・可能なパートのみ)をお送りします。おそらく本文の1節10ページ程(全体の10%程度です)です。
(3) ひと通り読み終わる頃に、オビの仕様もお送りします。
(4) 締切までに仕様に合わせた「キャッチコピー」と「所属等」をご提出、ひとり何件でも構いません。
 ★メールか、こちらのフォームで再度投稿いただければ幸いです。
http://j.mp/GameNoMiraiObi
(5) 優秀作品は書籍の特設ホームページ等で掲載します
(6) 最終選考結果の発表は書店店頭にて!(=オビを見ればわかる)
  掲載作品には薄謝として白井のポケットマネーでAmazonギフト券をお送りします。

募集期間 (変更しました) 2013年10月15日~25日
→ キャッチコピーそのものの応募受付は「25日の12:00(昼)」とします。

【注意事項】
・レビュー版でお渡しするPDFは、校正中とはいえ、製品に近い状態です。流出等しないよう、よろしくお願いします。
・本書の内容について、レビュー以外に発売前にBlogやTwitter等で書くことは禁じませんが、ご一報いただけると幸いです。
・最終的な書籍はお渡しするレビュー版とは異なる可能性があります。
・頂いたキャッチコピーの著作権は応募者にありますが、応募時にWeb掲載やオビへの使用について「無償で利用すること」に合意いただくことになります。
※つまり「このコピー俺が書いたんだぜ!」と自慢されても良いのですが、キャッチコピーは書籍ではないのでコピーそのもので印税等は入ってきません(このコンテスト事務局をやる白井にも何も入ってきません、本が売れれば嬉しいのですけど)。
・読んでいて「怒りがこみ上げてきた」などのネガティブコピーでも構いません。採用できるかどうかわかりませんが。
・レビューの時間が大変短いので「とりあえずエントリーしてみましたが、やっぱり無理でした、書籍は書います」でも可です。
・年齢、ご所属等はご自身の問題のない所属でどうぞ、正式よりも、「おもしろい方」でいいです。
良い例とオススメしない例:
× 「この本はけしからん」 (株式会社XX 第N開発部 第NN開発課 芸夢太郎)
○ 「もっと早く出会いたかった」 (某大手ゲーム開発勤務・33・男性)
○ 「自分も博士とりたくなりました」 (野武士ゲームプログラマ)
× 「先生、単位くれますか?」 (神奈川工科大学 情報メディア学科 2年 工科太郎)
○ 「白井先生、ゲームの本なのに、プログラミングの本じゃないんですね!」 (学生・20・男性)

以上、皆様の活発な応募を歓迎しております。

「面白い本」を目指していますので、本の外側にも面白い取り組みを盛り込んでいきたいと思います!

■編集後記 「秋と言えば…」■
(3年小瀬)ゲームと読書。夜長にゆっくりと積みゲー積み本タワーを消化したい。
(スヨン)飯食べよ。
(石川)運動会・体育祭に尽きます。なにも実っているのは果実だけではないのです。…果実の実だけではないのです。
(國富)今年も昼から夜にかけて唐突に冷えやすいらしいので、皆さんも体調には注意してくださいね!
(向井)ハラハラ落ち葉散る秋季、カサカサ地面が鳴り出す秋場、大好きなのはー、茄子!!秋刀魚!!あと松茸ぇ!!
(神戸)秋刀魚美味しいです
(太田)紅葉が綺麗です
(藤村)冬用の掛け布団が心地よくなってきました。
(北田)家の庭に生えているキンモクセイの香り
(白井)私、名をアキヒコといいます、兄はハルヒコです。私は春生まれですが。妹は季節シリーズの名前ではありません。ちなみに妹も中国哲学の研究者で、今回の書籍では少し手伝ってもらってたりします。多謝!

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★次回の発行は11月の予定です

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白井研究室では留学生交換や、企業・他大学との共同研究、インターンシッププログラムなどを積極的に開発しています。科学コミュニケーションや先端技術、エンタテイメント技術、イベントや共同研究のご提案、また本メールニュースへのお知らせなどの掲載希望などはこちらまでお気軽にお寄せください。ご意見・ご感想も歓迎です。

・お問い合わせフォーム http://j.mp/shirailabc
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・白井研究室メールニュース「白井研究室通信」第35号
・ご購読/配信停止はこちらから http://j.mp/ShiraiLabSubsc
・著作製作:神奈川工科大学 白井研究室 / 改変はご遠慮ください
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48時間でゲーム制作「Global Game Jam 2011」参加中→無事終了! http://blog.shirai.la/blog/20110128/ Thu, 27 Jan 2011 22:32:56 +0000 http://blog.shirai.la/?p=1227 先日もお知らせいたしましたが、
世界同時イベント「Global Game Jam 2011」にて
48時間でゲーム作ってます(1/27~29)。東京工科大会場です。
神奈川工科大からは白井研究室&服部研究室から有志学生が参加していますが、
それぞれ異なるチームに配分されて頑張っております。
応援もとむ!→無事終了しました。

Twitter #GGJ_TUT
Ustream http://www.ustream.tv/channel/banyak-ch
各会場リアルタイムTweets http://sites.google.com/site/ggj2011jptweets/

以下、事後報告です。

無事に終了いたしました!
全世界同時開催、参加者6500名、作品数1500本!という規模でした。
参加した3年生の藤村くんから一言いただいております。

GGJに参加して、他学の学生、社会人との交流ができました。
そこから、アイデアの出し方から技術的な面にいたるまで、学べることが山のようにでてきます。
また、あの現場ならではの熱い空気はそうそう味わうことができません。
(他の方も)ぜひ参加してみるといいです。
これからさらに多くの大会に参加していくことになると思うので、
研究室の役にだてるようスキルアップしていきたいです。

修士1年の匠くんからも一言。
業界の方と制作チームが組めるなんて夢のような現場でした。
知らない人とのチーム制作から学ぶことが多いのはもちろんですが、
プロの制作方法を見られたのが一番大きかったです。
また、48時間という濃縮された短時間の制作のおかげか、
自分の持っているスキルの何が使えて何が足りないか、といった
課題がたくさんわかりました。

今年のGlobal Game Jamのテーマは「EXTINCTION」。

なお、本大会には白井准教授も一参加者として参加しております。東京工科大・日本工学院八王子専門学校の学生さん、フランス人ワーキングホリデーのプランナーなどに囲まれて、WiiRemoteを使った問題作「World of Tsumi」として、原子炉アクションゲーム「REACTOR」とバランスボードとWiiRemoteを使った巨大小便小僧ロボット制御ゲーム「pis」の2作を同時制作いたしました。

発表ゲームは全てGGJのサイトでダウンロードして遊ぶことができます。
東京会場で神奈川工科大から参加した学生作品を紹介しておきます。
(ほとんどのチーム編成が東京工科大の学生とのコラボという形になっています)

WiiRemoteで操作する原子炉アクション「REACTOR」

匠くんらのチーム「イナゴ研究会」

藤村くんらのチームが製作した黒カビ退治ゲーム「black-mold」

IGDA日本代表 新さんらと小出くん、雨宮くんが製作した「SuperSneezeGalaxy」

【発表会のようす】

http://www.ustream.tv/recorded/12343397

[youtube]http://youtu.be/97HldhE5mH0[/youtube]

岡村くんらが制作した車椅子の少女が懐中電灯でお化けと戦う「Ghost Cleaner」

他にも東京会場にはフロムソフトウェアの三宅さん(なんと独りチームでAIを使ったシューティングゲーム「Life Game Shooter」を開発)ほか、IGDAの新さん、バンダイナムコゲームスの方々、今大注目のプロトタイピングツール「Unity3D」の大前広樹さん他、プロのゲーム製作者や有名人・業界人と学生が入り交じっての最高に刺激のある(かつ殺気立った…)3日間でした。
会場は常にUstreamで中継されており、様々なハプニングやゲスト、為になるお話なども。番組には白井准教授が呼ばれて参加(何とかして帰ろうとしていたらゲームジャーナリスト25年の大御所平林久和さんに召喚された)した初日深夜(03-05時あたり)のトークは一部のゲーム開発者に大きな反響があったようです(詳細はTwitter#GGJ_TUTおよびUstream録画)。

【期間中の生中継】 東京工科大クリエーターグループ”Banyak”による

http://www.ustream.tv/channel/banyak-ch

東京ゲームラウンジ@GGJ」http://www.ustream.tv/recorded/12341902
水口哲也さんと平林久和さん。伝説の番組がGGJで復活。

なお報告会は東京工科大にて3月頃開催される模様です。また、発表会には先日のNHK特集「世界ゲーム革命」で紹介されていた水口哲也氏とNHKクルーが同行しておりましたのでNHKでの放映もあるかもしれません。
また来年も参加するかもしれません。その時は白井研はまた全力で!参加したいとおもいます。

【読んでおいてほしいURL】
・東京工科大学会場の公式HP
http://banyak-prj.p1.bindsite.jp/ggj2011/
放送スケジュール

日経新聞の記事
・日本語公式情報 http://www.globalgamejam.org/register-2011/jp
IGDA日本の情報
・学術関係者のレポート
http://academia.edu.documents.s3.amazonaws.com/1926471/CE108-5.pdf
http://aoyama.academia.edu/ShinjiYamane/Talks/27877/On_Global_Game_Jam_2011

平成22年度 産学連携による実践型人材育成事業-専門人材の基盤的教育推進プログラム-
ゲーム産業における実践的OJT/OFF-JT体感型教育プログラム
このプログラムは文部科学省が公募する平成22年度「産学連携による実践型人材育成事業―専門人材の基盤的教育推進プログラム―」において、東京工科大学と日本工学院専門学校、日本工学院八王子専門学校が共同で提案、採択された「ゲーム産業における実践的OJT/OFF-JT体感型教育プログラム」だそうです。大学の枠を超えた学生・業界関係者とともに世界中の開発者たちと競演しております。

なお東京会場となった東京工科大は全世界では19位という開催規模だったようです。

お世話になった三上先生、学生さん他、ありがとうございました。
お疲れさまでした。

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(8/29)オープンキャンパスにてWiiRemoteワークショップを開催 http://blog.shirai.la/blog/20100828/ Sat, 28 Aug 2010 08:00:03 +0000 http://blog.shirai.la/?p=1109 本学にて初めて開催するWiiRemoteワークショップです。「Wiiリモコンで体験!ゲームの中のサイエンス」
会場はK棟3階301室、時間は14:30~15:50です(予約制)。若干名ですが、当日受付もしております。
そのほか1階メディア工房では、「ScritterF」および、KAIT夢実現プログラム「ひとめぼれ実験装置」の実演展示が予定されています。
 皆様のお越しをお待ちしております。
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