「白井研究室通信」 第40号(2014/5/12発行)/ついに情報解禁「ExPixel」/本日23:20頃からテレビ東京WBSで放映

<今月号ごあいさつ>

2010年の創刊から4年にわたり皆様のメールボックスをお騒がせさせていただきました、メールニュース「白井研究室通信」ですが、ついに第40号となりました!また発行部数も 1000部を超えました。
(皆様いつもご購読ありがとうございます!)
それに合わせたつもりはないのですが、今晩、白井研究室の新技術「ExPixel」の発表を、テレビ東京「ワールド・ビジネス・サテライト」の定番コーナー「トレンドたまご」にて扱っていただけることになりました!ご笑覧ください
http://www.tv-tokyo.co.jp/mv/wbs/trend_tamago/

■–INDEX–■
■ テレビの多重化を可能にする汎用ソフトウェア「ExPixel」の開発に成功
■ Laval Virtual2014にて展示を行ってきました
■ 大盛況!アミューあつぎ「未来のゲームセンター」
■ 「ホリエモン」ことIT業界の鬼才・堀江貴文氏が白井研究室を訪問取材
■ 来週発売の週刊アスキーに白井先生が登場
■ 相模原市立博物館で写真ワークショップを開催しました
■ Rex Hsieh (CMUからの留学生) Monthly
■ 白井研究室名物「野営ゼミ」,iMovie動画コンテスト開催中!
■ 編集後記「梅雨に向けての心の持ちようテクニック集」
■ テレビの多重化を可能にする汎用ソフトウェア「ExPixel」の開発に成功
【公式ページ】
http://blog.shirai.la/projects/expixel/

神奈川工科大学 情報学部 情報メディア学科 白井暁彦准教授らは、従来不可能な技術であった直視型ディスプレイにおける、「映像多重化」と「裸眼による隠蔽画像」を同時に実現する汎用ソフトウェア技術『ExPixel』の開発に成功しました。

従来、映像多重化技術「Scritter」は偏光フィルタとDLPプロジェクターを用いて構成しており、PCモニターや携帯電話用ディスプレイとして広く普及している液晶フラットパネルでの実現は原理的に不可能とされていました。白井准教授らは数年にわたる研究において、液晶プロジェクターでの実現と、民生品として広く普及している円偏光を用いた「パッシブ3D形式」の直視型ディスプレイにおいて広く利用できる映像多重化のための汎用ソフトウェア技術「ExPixel」を開発しました。
「ExPixel」の特徴は (1)汎用的なパッシブ3Dディスプレイで利用できる,(2)ライン・バイ・ラインの画像処理による映像多重化,(3) GPUを利用した100%ソフトウェアの技術であり,(4)視聴者側に電気的な機器を必要とせず応用可能性が広い,(5)コンテンツ開発が容易であるという5点です。

このたびの「ExPixel」の開発により、従来の「Scritter」で実現してきた映像多重化・隠蔽技術による幅広いアプリケーション、すなわち(1)プレゼンテーションの多言語化,(2)教育向け応用,(3)医療画像向け応用,(4)聴覚障碍者むけ応用,(5)動画共有サイトのコメント表示,(6)カラオケ応用,(7)2D+3Dハイブリッド上映「2x3D」,(8)デジタルサイネージのインタラクティブ化「Ubicode」はすべてフラットパネルディスプレイで活用可能になります。
処理はGPU(Graphics Processing Unit,パソコン内部で画像を生成する処理装置)内部にて行われ、「多重化シェーダー」によりライン・バイ・ラインの画像を生成し、動画や実写カメラ、ゲームなどの映像を、「裸眼」(赤)と「裸眼で視聴できないもうひとつの映像」(緑)の2チャンネルの映像をリアルタイム処理で生成します。Unity3D等の一般的なコンテンツ生成ツールと市販のPCで幅広いアプリケーションを開発する事が可能です。
<未来のリビングルーム向けのデモ「FamilinkTV」を一般市民に向け実験展示>
フラットパネルディスプレイによる多重化は「テレビゲームと放送視聴」、「映像視聴とパソコン利用」といった家庭用向けの付加価値が大きいため、未来のリビングルーム向けの技術デモとして「FamilinkTV」を開発し、ヨーロッパ最大のバーチャルリアリティの祭典Laval Virtual 2014 (2014/4/9〜13)および、厚木市に新たにオープンした複合施設「アミューあつぎ」のグランドオープンイベント「未来のゲームセンター」(2014/4/26-27)において一般向け実験展示を行ったところ、家族連れなどを中心に大きな反響を得ました。
<「FamilinkTV」コンセプトビデオ>

<フランス「Laval Virtual 2014」での発表(5日間・15,000名の来場者)>
http://www.laval-virtual.org/en/exhibitors/list-of-exhibitors/124-familink-tv-kanagawa-institute-of-technology.html
<アミューあつぎ「未来のゲームセンター」ダイジェスト映像(2日間・2572名の来場者)>

「大型テレビや携帯電話によるデジタルコンテンツ視聴が、家族の団らんを分断している」という現代のリビングルームに対する問題の投げかけと、その解決方法のシンプルさ、可能性についての共感が大きく、また市販のハードウェアを改造しないで実現している点も評価が高く、「3Dディスプレイの流行のあとに付加価値を加える、完全にプラスの技術」として期待されています。
白井准教授は今後「画質の改善、多チャンネル化,デジタルサイネージ,教室・ビジネス会議室用モニターといった業務用途でのパートナーを探し、近い将来開催されるオリンピックでの市場にむけて、世界的な普及・規格化を実現させたい」と考えています。
<参考:多重化隠蔽映像技術「Scritter」について
「Scritter」は2010年より白井准教授が中心に進めている3Dディスプレイ互換のプロジェクターに付加価値を与える映像多重化技術(通称「Scritter」)の研究の通称です。ScritterはScreen+Twitterの造語で「スクリーンを見ながらツイッターが利用できるという」コンセプトを表現しています。複数のユーザが同一のスクリーンを画面分割なしに共同視聴できるシステムで、通常の裸眼視聴のユーザに加え、偏光フィルタのみで構成されたメガネを着用した利用者に全く異なる映像を表示する事ができる技術です。液晶シャッター眼鏡などの視聴者側に電気的な機構を必要とせず、偏光フィルタとコントラスト圧縮方式と呼ばれる独自のアルゴリズムのみで、複数の裸眼視聴者の対して任意の動画像を隠蔽できるため、片眼に偏光フィルタ、他方を裸眼とすることで3Dステレオ映像を実現するハイブリッド2D/3Dディスプレイ方式「2x3D」(2012/10/25)などを発表してきました。第2世代 Scritter は東京北青山の「先端技術館@tepia」にて常設展示化されています。
【白井研究室ブログのtepiaページ】
http://blog.shirai.la/projects/tepia/
【先端技術館@tepiaの公式ホームページ】
http://www.tepia.jp
【ExPixel公式ページ】
http://blog.shirai.la/projects/expixel/
☆本日(5/12)23:00から放送のテレビ東京「ワールド・ビジネス・サテライト」にて放映されます!
「トレンドたまご」のコーナー、23:20ごろからの予定です。
大澤亜季子キャスターによる5時間の収録でした。アクロバティックな部分もあり、学生も大変勉強になりました!
放送後、しばらくオンラインでも見ることができるようです。
http://www.tv-tokyo.co.jp/mv/wbs/trend_tamago/
ご感想はぜひ、白井研究室の公式Facebookページにお寄せ下さい!
https://www.facebook.com/ShiraiLab

■大盛況!アミューあつぎ「未来のゲームセンター」(小川)
4/26-27の2日間アミューあつぎグランドオープニングイベントにて「未来のゲームセンター」という、神奈川工科大学の学生によって制作されたユニークなゲームを展示するイベントを展開しました。そのディレクターという大役を今回させていただきました。厚木市産業振興課からMangageneratorの展示を依頼されたのがきっかけです。ここまで、大変な仕事になるとは思ってもいなかったですが、多くのことを学び多くの人と関わりました。
僕の当初の人数的な目標は2日間で「600人」でしたが、それは1日目の13時の時点では越していました。結果として「2572人」!4倍以上です!これは感激です!感無量です!受付にいて、会場をあとにするお客さんが「楽しかったねぇ~」「神奈川工科大学の学生はこんなこともやってるんだね」という声を聞いて、とても嬉しい気持ちになりました。

このイベントを通して学んだことは「上下関係と信頼関係」というものが大きいです。
これまで全く関わっていなかった人たちとの、関係を築くのは難かったです。そして、それがディレクターとしての仕事に密接に関連していて、なかなか情報共有ができなかったり、自分のミスによって与える参加者への影響や印象が大きく変わってしまうということを学びました。どんなに頑張ろうとも、他人がそれを見ているかどうかなんてわからないし、信頼関係を築いていないと頼られることも少なく、そして溝ができてしまうなんてことも。ディレクターをする上ではやはり、かなりの知識と技術が必要で、それもなく信頼関係がないとなると上下関係も築くのはむずかしかったです。そんなことを大きく学びました。今後の活動、就職、仕事に大きな影響を受けた、そんなイベントでした。
■ 「ホリエモン」ことIT業界の鬼才・堀江貴文氏が白井研究室を訪問取材
http://blog.shirai.la/blog/2014/05/horiemon/
2014/3/24,「ホリエモン」ことIT業界の鬼才・堀江貴文氏が白井研究室を訪問取材いたしました。
オンライン記事「エンタテイメントとVRの融合を探求する。エンタテイメントシステム第一人者、神奈川工科大学准教授・白井暁彦」として4回にわたり掲載されています。
【ホリエモンブログ】
堀江氏のブログにて、対談の様子なども公開されております。
http://horiemon.com/talk/7346/
さすがホリエモン、ExPixelについても嗅ぎつけるのが早いです!

■ 来週発売の週刊アスキーに白井先生が登場
週刊アスキー2014/5/20(火)発売号「え、それってどういうこと?」に白井先生が登場します。
時代をかけるキーパーソンに訊くコーナーで、4ページにわたる取材です。
先生の下積み時代の秘密が明らかに…!?
http://ascii.asciimw.jp/books/magazines/wascii.shtml

■ 相模原市立博物館で写真ワークショップを開催しました
2014年4月29日と5月3日に相模原市立博物館において、メールニュース39号でも予告させていただいた相模原市立博物館で行う写真ワークショップ「博物館でネット記者デビュー!」を開催いたしました。
ゴールデンウィークの朝早い時間帯からの開催でしたが、親子連れで参加しに来てくださる方もおり、ご家族で博物館展示物との見方・向き合い方や、情報発信に必要なリテラシーについて真剣に学んでいました。

参加者してくださった方々の作品記事は、現在「相模原市立博物館HP」内の「スマ歩!相模原」という特設サイトにおいて公開してあります。
【「スマ歩!相模原」についてはこちら】
http://sumaho.sagamiharacitymuseum.jp/
【「博物館でネット記者デビュー!」についてはこちら】
http://blog.shirai.la/blog/2014/04/scm-photo-ws/

■ Rex Hsieh (CMUからの留学生) Monthly
http://blog.shirai.la/hrex
【名古屋を観光】五月二日、午前五時半に起きて小田原に行き、新幹線で名古屋へ向かいました。十一時ぐらいに着きました。最初に熱田神宮へ地下鉄で行きました。そして名古屋城へ行きました。熱田神宮では、草薙剣を見たかったのですが剣は展示していなかった為、見ることができませんでした。名古屋では八時間の観光をしました。午後六時ぐらいにホテルへ着きました。次の日、名古屋大学へいって名城公園へ行きました。三時に新幹線に乗ってうちへ帰りました。
■ 白井研究室名物「野営ゼミ」,iMovie動画コンテスト開催中!
白井研究室の名物行事となりつつある「野営ゼミ」、ブートキャンプならぬ、野外でのセミナーです。
普段パソコンばかり触っていて、ワイルドさが感じられない研究室メンバーの「野性」を目覚めさせるために開催されています。今回は趣向を変えて「iMovieコンテスト」を実施しています。すべてiPhoneだけで作った動画コンテストです。
次回の「白井研究室通信」発行日までのアクセス件数と「いいね」ボタンでバトルします!

作品1 「見よ。これが野営ゼミだ!」

作品2「THE OOGUI」

作品3「THE QUEST」

作品4「GW野営ゼミ!!」

お見苦しいところもあるかもしれませんが、審査にご参加いただければ幸いです!
■編集後記「梅雨に向けての心の持ちようテクニック集」
(小川)花粉が消え去れば何でもいいです。はい。
(三上)汗でビショビショになるので「大変」なことになるかも・・・
(伊藤Y)タオルが必要になりますね!
(松下)鬱に対抗できるような料理を作りたい
(國富)模様替えはおはやめに!
(小瀬)引きこもりに向けて食料の確保。
(鈴木) 家から出ないで済むようにしなくては。
(Rex) Paying tribute to rainy season of Japan! Walking in the rain la la la…
(白井)汗ふきシートを使ってサッパリする機会を与えてくれた梅雨、ありがとうございます!

★次号は6月中旬に発行予定です。
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このメールニュースは、神奈川工科大学 白井暁彦または白井研究室の学生と名刺交換等させていただいた方々にお送りさせていただいています。
このメールニュースがご不要の際は http://shirai.la/mr より,配信先の停止をご申請ください。
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・白井研究室メールニュース「白井研究室通信」第40号 [発行部数 1000部超!]
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