エンタテインメントコンピューティング(EC2012)発表募集中,芸術科学会オーガナイズドセッションも!

エンタテインメントコンピューティング(EC2012)は、エンタテインメントのための新技術、エンタテインメントの新しい可能性、エンタテインメントと人や社会とのかかわりなどをテーマとする学術会議として、情報処理学会、日本VR学会、電子情報通信学会などの研究会のジョイントカンファレンスとして2003年より毎年開催され、本年が10回目の節目として国際都市神戸で開催されます。

テーマは「Enjoy & Entertain」。最初のエンタテインメントコンピューティングから10年が経ち、エンタテインメントを研究することはすでに広く認知されつつあります。一方、誰が使うのかわからない・誰をターゲットとしているのかわからないシステムも氾濫し、なんとなく「エンタテインメント」というくくりであれば何をやってもゆるされるといった風潮も存在します。
今年のテーマ「Enjoy & Entertain」は、「楽しむこと」と「楽しませること」をしっかり考えよう、ということを意味しています。楽しむためのシステムなのであれば、それをどういう人が使って、どういう風に楽しいのか。楽しませるためのシステムならば、どういう聴衆をイメージして、どういう体験を与えることを目指すのか。単なるものづくりで終わらせず、実利用、分析を通して新たなジャンルを創成するようなチャレンジングな提案を求めます。

会期: 2012年9/28(金)~9/30(日)  場所: 神戸大学 六甲台キャンパス
<締切のお知らせ>
申込締切:2012年7月3日(火)  原稿締切:2012年8月13日(月)
発表申込はこちら http://submit.entcomp.org/2012/openconf.php
公式サイト http://ec2012.entcomp.org/     ハッシュタグ  #entcomp2012
【対象分野】
エンタテインメントに関する理論的・実証的研究、各種応用システム開発やコンテンツ製作などを広く募集します。
(例)
・ゲームプレイングプログラム/ゲーム理論/ネットワークゲーム
・ビデオゲームのための画像生成/インタラクション技術/演出手法
・音楽生成/演奏支援/立体音響
・エンタテインメントVR/複合現実感/エンタテインメントロボット
・ウェアラブルエンタテインメント/エンタテインメント系携帯コンテンツ
・バーチャルアイドル/エンタテインメント系Webデザイン
・インタラクティブアート/メディアアート
・電子玩具/テーマパークデザイン
・ゲーミフィケーション/エンタテインメントと社会
・エンタテインメントの認知科学/エンタテインメントの脳科学
・その他エンタテインメントと情報処理に関する話題

<開催概要>
発表申込締切:2012年7月 3日(火)     原稿提出締切:2012年8月13日(月)
期間: 2012年9/28(金)~9/30(日)       場所: 神戸大学 六甲台キャンパス 百年記念館

主催: 情報処理学会エンタテインメントコンピューティング研究会(SIGEC)

共催: 芸術科学会,日本バーチャルリアリティ学会(SIG A+E)

協賛: 日本バーチャルリアリティ学会(VRSJ),電子情報通信学会 マルチメディア・仮想環境基礎研究会(MVE),
情報処理学会ゲーム情報学研究会 (SIGGI),情報処理学会音楽情報科学研究会 (SIGMUS)

なお、白井研究室としては情報処理学会,VR学会にも芸術科学会にも関わる身ですので、全力で参加していきたいと思います。

北陸先端大・宮田先生,関西学院大・片寄先生らとともに,
EC2012オーガナイズドセッションとして芸術科学会から

「Entertainment Computing, BUT Art and Science」

…というテーマで発表を募集したいと思います!

【概要】
芸術科学会では, 今後益々重要性を増すと考えられる芸術と科学の融合領域を研究対象としております.
エンタテインメントコンピューティングの分野では「面白ければそれでいい」という視点も大事ですが,
本OSでは,敢えてそうではない視点での議論を促進することを試みます.

例えば,
「それって日常生活のどのような場面に実利用できるのだろうか?」
「このシステムを活用すると,楽しみがどのように広がるのだろうか?」
「遊びの新しいスタイルが提案できるかもしれない!」
「子供の知的好奇心を刺激する可能性がありそうだ!」
「これって,メディア表現の新分野を開拓できるのでは?」
など,です.

本OSでの発表者には,発表する研究がどのような社会的位置づけにあるのか,どのような応用の可能性があるのか,
など,研究に対するスタンスを明確にした上で発表を行っていただきます.
これにより,研究者同士の関連性や互いの目指すところを知ることができ,将来のコラボレーション等につながるものと期待します.

【Important Dates】(EC2012のスケジュールと同じです)
・発表申込:2012年7月3日(火)
※尚,お申し込みの際には,OpenConf上で「オーガナイズドセッション」の選択肢を選択し,
備考欄に「Entertainment Computing, BUT Art and Science」を必ず指定して下さい.
こちらの指定がないと,一般セッションでの講演となってしまいます.

・カメラレディ原稿提出締切:2012年8月13日 (月)

【オーガナイザ】
宮田一乘(北陸先端科学技術大学院大学)
片寄晴弘(関西学院大学)
白井暁彦(神奈川工科大学)

【交流会】
本オーガナイズドセッションに参加した皆さんと一緒に熱い議論を行えるような交流会の開催も検討しております.
詳細は追ってご連絡いたします.

【お問い合わせ】
本オーガナイズドセッションに関するお問い合わせは,お手数ですがオーガナイザの宮田先生までご一報ください(miyata@jaist.ac.jp).
また,EC2012については,こちらのURL(http://ec2012.entcomp.org/)を参照ください.
本オーガナイズドセッションに関する「申し込み」「締切日時」「論文フォーマット」などはすべてEC2012の規定に沿います.