SIGGRAPH ASIA 2011香港に2件の研究が採択されました

映像・情報メディア業界のクリエイターを目指すなら誰もが一度行っておくべき場所、世界最大のコンピュータグラフィックス&インタラクション技術の国際会議「SIGGRAPH(シーグラフ)」のアジア年次開催である「SIGGRAPH ASIA 2011香港」(2011年12月12~15日)のSketch & Postersというセッションで、白井研から2件の発表が採択されました。祝。

SIGGRAPH ASIA 2011 “Sketch & Posters”

[Posters]詳細
http://www.siggraph.org/asia2011/posters

今年は、Animation、Art & Design、Image & Video Processing、Interaction、Modeling、Production & Visual Effects、Rendering、Virtual & Augmented Reality という分類になっており、白井研から採択された投稿は、
Art & Design」に「マスプロダクションのためのスケルトンベースの多様なクリーチャーデザインツール邦題)」と、「Virtual & Augmented Reality」に「ScritterHDR:高ダイナミックレンジ投影における多重化-隠蔽画像イメージング邦題)」という2件です。

以下、解説します。

東工大長野君、白井研究室、谷中研究室らによる 「ScritterHDR」は従来の隠蔽画像システムScritterHにおいて課題であった「隠蔽された画像のコントラストが下がってしまう」という問題を多数のプロジェクターによってHDR(高ダイナミックレンジ)画像を生成し、隠蔽画像の全くコントラストを下げずに実現するというものです。もちろんこの方法は様々な応用の用途があります。まず従来のScritterに比べて非常に明るく、コントラストの高い映像を裸眼映像として提示できるため、デジタルサイネージとしての利用価値が高まります。さらに多数のプロジェクターによるHDR画像の構成と隠蔽画像の組み合わせは、デジタルシネマのクローズドキャプション(聴覚が不自由な方のための字幕)や、ARや3D映像の新たな可能性といった価値があります。

【論文(アブストラクト)】 http://j.mp/ScritterHDRa
【気合の入ったポスターはこちら】 https://bitly.com/ScritterHDRp

Original Links in SIGGRAPH ASIA 2011

ScritterHDR: Multiplex-Hidden Imaging on High Dynamic Range (HDR) Projection

We propose a system that enables multiplex-content displaying and a hidden image projection on HDR projection for future digital cinema theaters and digital signage.
Koki Nagano, Tokyo Institute of Technology
Takeru Utsugi, Tokyo Institute of Technology
Kazuhisa Yanaka, Kanagawa Institute of Technology
Akihiko Shirai, Kanagawa Institute of Technology
Masayuki Nakajima, Tokyo Institute of Technology

白井研・M2山本君とメディア学科助教の牧先生による研究である「スケルトンベース」は、3Dキャラクターアニメーションのためのモデリングワークフローに関連する研究です。一般的に、映画やゲーム(またはその両方同時!)といった大規模な映像制作における3Dのモデリングにおいてキャラクター、特にクリーチャー(creature)とよばれる想像上の生物を作成するときは、骨格からキャラクターをつくる…というワークフローではなく、まずスケッチなどのアートワークを起こしてから、アートディレクターと調整に調整を繰り返し、最終的なモデリングするキャラクターを制作していきます。本提案では、このワークフローの改善に注目し、スケッチのやりとりではなく、骨格構造を作りやすくするMaya上のツールをMELで開発し、生物学的にも、世界観の上でも、それからキャラクターの成長状態や、すでに作ったキャラクターとの重複などを回避しながら「今まで誰も見たことがない骨格を持った生物を創造する行為」を支援します。詳しくはこちらの動画をご覧ください。

【論文(アブストラクト)】 https://bitly.com/SA2011SkeletonA
【オドロオドロしいポスターはこちら】 http://j.mp/SA2011Skeleton

Original Links in SIGGRAPH ASIA 2011

Skeleton-Based Diverse Creature Design Tool for Mass Production

Our project is to develop a skeleton-based creature design tool that will help to simplify the task of consistent creature design in large-scale media projects.
Akihiko Shirai, Kanagawa Institute of Technology
Noriyuki Yamamoto, Kanagawa Institute of Technology
Nahomi Maki, Kanagawa Institute of Technology
Nahomi Maki, Kanagawa Institute of Technology